- 作者: サリーサテル,スコット・O.リリエンフェルド,Sally Satel,Scott O. Lilienfeld,柴田裕之
- 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
- 発売日: 2015/07/01
- メディア: 単行本
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確かに、wikipedia:脳機能イメージングの「ここが光った、あそこが光った…」は相関関係*1であって、因果関係なのかどうか、は必ずしも明らかではないんだよね。そういう現状を、本書では「斑点学」と揶揄していた。
そーえばMRIの音はこんな音だったか(音量注意!)。
オラも昔一度受けたことがあるから*2。本書では、
金属製スパイクのついたゴルフシューズが乾燥機の中で転がりまわっているような、とたとえられてきた騒音だ。
と形容されていた。いずれにしろ、心地いい音ではないね。特に、終わったかな?と思ったらまた大きな音が鳴るのが不快だったような記憶がある(今改めて聞いてみても、やっぱりビックリする)。
(そのうえ)脳は損傷を受けたあとに自らを再編成して、傷ついた領域の機能を他の領域が引き受けることがある。
脳画像は、目撃証言*3と同程度に誤りに満ちている。
(慢性)中毒者が治らないのは使用の欲求を制御できないからではなく、制御の動機付けが出来ていないからだ。
成り行き上「記憶」に関心のある狂人としては、古い本だが
- 作者: ダニエル・L.シャクター,Daniel L. Schacter,春日井晶子
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
- 発売日: 2002/04
- メディア: 単行本
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なぜ、「あれ」が思い出せなくなるのか―記憶と脳の7つの謎 (日経ビジネス人文庫)
- 作者: ダニエル・L.シャクター,Daniel L. Schacter,春日井晶子
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
- 発売日: 2004/11
- メディア: 文庫
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こんな本も:
哲学する赤ちゃん (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ)
- 作者: アリソン・ゴプニック,青木玲
- 出版社/メーカー: 亜紀書房
- 発売日: 2010/10/27
- メディア: 単行本
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成熟とは徐々に起こるもので、はなはだしい個人差があり、子供には力の及ばない家庭環境、社会環境、文化的背景などにある程度左右される。
スポーツ習得の神髄は自動性の意図的な獲得、すなわち、第二の天性のように自然に体が動くようになることに尽きる。
wikipedia:バーナード・L・マドフに「150年の禁固の刑の判決」が下されたのも、物理屋的には「そんな年数意味ないやろ。」とか思ってまうけど、刑を言い渡した判事曰く、「被害者が受けた心の痛手を象徴的なかたちで癒すため(には必要だ)。」そうだ。また、刑罰は加害行為に見合っていると見なしうるものでなくてはならないそうだ。
結局、現状では脳についてわかっていることは一割未満*4だから、脳について早急な結論を出すのはお止めなさい、ということのようで。
という訳で、いろいろな本も紹介されていて、大変読み応えはありました。
あ、でも2、3意味不明な表現があった。(書物を)ものす、ってどういう意味かなぁ?あと注だけど、国際社会環視のもとで…ってorz
また、図書館で読みかけた本: