た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

美味しさの脳科学

美味しさの脳科学:においが味わいを決めている

美味しさの脳科学:においが味わいを決めている

図書館を歩いて見かけ、手を出した。
ググったら、本書の解説(本書に収められているものとは違う*1)があった。:解説「香りの愉しみ、匂いの秘密」| 生物化学研究室
昔読んだ火の賜物 - たーくんの狂人日記の話も何度か出てきた。
あとhatenaにはこんな解説もあった。:ゴードン・シェファード「美味しさの脳科学」への未削除版レビュー - 蒼龍のタワゴト~認知科学とか哲学とか~
結論をデジタル書き抜き:

人類学の分野でも一般常識としても、人類が進化する中で嗅覚が衰えたことは揺るぎようのない事実であるかのごとく考えられている。だが、幅広い研究の成果からすれば、もうそろそろ、この見方を修正して、人間の行動の生物学的基盤をより広く深く解明するための取り組みに、においのイメージと風味の知覚、それにかかわる脳のメカニズムを組み込んでもよい頃だ。

という訳で、著者はgoogle:ニューロガストロノミー(神経美食学?)なる学問を提唱しているようだ。
ま、要するに、においは大事、ってことですな*2

あと、今日の図書館背取り

*1:本書に載ってるのは、出版プロデューサー 真柴隆弘 名義のもの。

*2:なんかまた大雑把なまとめですがorz 上のhatena版解説にもあるが、通常のオルソネイザル経路の嗅覚は犬には劣るが、喉の奥から立ち上るレトロネイザル経路の嗅覚は他の動物に勝るとも劣らないらしい。