Facebook で友達との話題の中で出てきて、そういえばどっかの図書館で見かけた記憶もあったので、読んでみた。
副題の「走る民族」はwikipedia:タラフマラ族。ララムリ、とも呼ばれるみたいだが*1。
こういう同名の曲もあるみたいだが:wikipedia:明日なき暴走
で、本書の「人類は走るために生まれた」というのは、お話としてはよく出来ているだろうが、 科学的にはむしろ「長距離を歩く」ために、という方が正確でしょうね:グレートジャーニー、地球を歩いて気づいたこと
ま、それはそれで置いといて、例によって琴線に触れた箇所を書き留めておく。
そえばこの人も出てきた:裸足ランの伝道者“ベアフット・テッド”がやって来た – onyourmark MAG そしたら、これからこの本を紹介してくれた友人は"ベアフット・テツ"と呼ぶことにしよう。
スペイン語もhは発音しないんだね…スペイン語の基礎 - アルファベットの順番と読み方【ラングランド】 オラの名前、(ローマ字で書くと)"h"が2回出てくるんだよね…
アメリカで長距離走がブームになったのは、国家的危機が起きた時なんだって:走ることはセラピーだ。〜数冊の大切な本とともに 【東京生活向上指南 Vol.03】 - TOKYO alive | TOKYOWISE
あれ?と思ったんだけど、wikipedia:インディ・ジョーンズ シリーズの主人公の名がwikipedia:インディアナ・ジョーンズなんだ。
本書では「ララジッパリ」とされてたのは、ララヒッパリでこれらしい:「走る民族」が毎日長距離を走っても脚を痛めない秘密 これも人生も、コントロールすることは無理で、適応するしかないそうだ。
で、本書のテーマのレッドヴィル・トレイルマラソンの参加資格は、
脚が速くなくてもかまわない。ただ、怖いもの知らずであれ
だそうだ。んじゃ、基本臆病者のオラはハイ、失格~(まぁヤル気もないけど)。仕事が終わったご褒美に15マイル(≒24km強)走るお姉さんも登場するし…
こんな人もいたそうで:【陸上】スティーブ・プリフォンテーン没後40年、ファイティングスピリットに迫る ナイキ | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト
首位に立つことは、激しさと自信が要る行為をするということだ。だが、恐れも何らかの役割を果たすに違いない…安らぐことはありえず、分別は風に吹き飛ばされる
なんかでもこういうwikipedia:ウルトラマラソンでは、便意と排便の区別がつかなくなることも珍しくないんだとか…やっぱ、人間限度ってものが必要?昔(学生時代)、♪限界を超えて~とか歌ってたが、ね、O澤教授。
この複雑な世界では、どんな出来事についてもただひとつの原因を特定するのはむずかしい
お前の心には二人の女神がいる。知恵の女神と富の女神だ。…知恵の女神に心をささげ、愛し、気持ちを向ければ、富の女神が嫉妬して、お前を追いかけてくる
何かを真に征服する唯一の方法とは、愛することなのだ
この世で最も説得力があるのは、内なる声
アメリカでは1920年代がwikipedia:失われた世代(ロスジェネ)なんだ。
で、ググると(当然)いろいろ広告が入ってくるが、
ランニングシューズ*3は、人間の足を襲う史上最大の破壊勢力かもしれない
とのことだそうだ。だからと言って(アスファルトの道を)裸足で、もどうなの?とも思うんだが…でも実際、アスファルトの道が良くない、って話なら共感できるね。札幌にいた時代に、中島公園の一角にウッドチップ?を敷き詰めた遊歩道を歩いた(公園案内 | 中島公園 地図見ても場所は思い出せず…)ことがあるんだが、そこは(疲れていても)非常に歩きやすかった。裸足で歩く勇気はなかったが。
あらゆる大義は運動としてはじまり、事業となり、詐欺に転じる
人は年をとるから走るのをやめるのではない。走るのをやめるから年をとるのだ。
無理して他人に迷惑かけんといてね。
こういう話もあるそうで:肥満度(BMI)とがん全体の発生率との関係について | 現在までの成果 | 多目的コホート研究 | 国立研究開発法人 国立がん研究センター 社会と健康研究センタvー 予防研究グループ
「wikipedia:ネアンデルタール人の謎」っちゅーのもあるんか。ググったらこんな書評ヒットしたけど:ネアンデルタール人の謎、こうやって解いた | 今週のHONZ | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
こんなんもあるとか:wikipedia:サイコトロニクス
動物の気持ちになって考える「推論的狩猟」とかいうのもあるとかない*4とか。
で、最後の言もデジタル書き抜きしちゃう。
走ることはわれわれの種としての想像力に根ざしていて、想像力は走ることに根ざしている。…走ることこそ、われわれを人間にした長大な力*5なのだ。
うーん、やっぱり感想まとめるのに約半日かかってまうorz
*1:彼らにとってwikipedia:マラソンは短すぎるんだとか…
*2:ナイキの炎上マーケティングって有名なの?ブランド力 を見せつける、ナイキの「炎上マーケティング」:コリン・キャパニック選手起用の成功例 | DIGIDAY[日本版]
*3:値段が倍になると痛みも倍になるそうだ…
*4:ググってもようわからんので。
*5:スーパーパワー