た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

アインシュタインとヒトラーの科学者

これに手を出した時、近くにあったので一緒に借りてきた。で、こっちは、手頃な分量だったから(一応)完読した。

アインシュタインとヒトラーの科学者: ノーベル賞学者レーナルトはなぜナチスと行動を共にしたのか

アインシュタインとヒトラーの科学者: ノーベル賞学者レーナルトはなぜナチスと行動を共にしたのか

  • 作者: ブルース・J.ヒルマン,ビルギットエルトル=ヴァグナー,ベルント・C.ヴァグナー,Bruce J. Hillman,Birgit Ertl‐Wagner,Bernd C. Wagner,大山晶
  • 出版社/メーカー: 原書房
  • 発売日: 2016/02/25
  • メディア: 単行本
  • この商品を含むブログを見る
主人公の一方は(当然)wikipedia:アルベルト・アインシュタインで、もう一方はwikipedia:フィリップ・レーナルト(あと、wikipedia:ヨハネス・シュタルクの名前もよく出てきた)。
そうそう、wikipedia:アドルフ・ヒトラーwikipedia:国家社会主義ドイツ労働者党に接近したのって、

元々ナチスに接近したのは、上官であるカール・マイヤー大尉にスパイを命ぜられたためであった。

んだって。ミイラ取りがミイラになったようなもんか(ヒトラー立身出世伝 〜入党から首相に至るまで〜 - あざなえるなわのごとし)。
アインシュタインは、こんなことも言ってるんだとか。

ヨーロッパが快適な場所だと知りたければ、合衆国に来るのが一番だ。偏見はさほどでもないが、アメリカ人は虚栄心に満ち、面白みに欠ける。その点はヨーロッパの人間よりもひどい。

ヤンキー・ゴー・ホーム
アインシュタインの(二番目の)妻のエルザは、いとこなんだね。アインシュタインはいとこエルザと結婚?妻ミレーバへの慰謝料はノーベル賞賞金?子供とも浮気?
あと、アインシュタイン特許庁に就職することからキャリアをスタートしているけど、本書によるとこれは給料が(大学の准教授などに比べ)良かったのも一因らしい。
アインシュタイン曰く、

人間が明白だとか明らかに妥当だなどと考えることは(時代と共に)変わっていく。

これも。

私は創造したものに見返りを与えたり罰を与えたりする神は想像できない。…要するに、神は人間の弱さの反映に過ぎない。

wikipedia:ハインリヒ・ヒムラーって、マザコンなの?マザコン、頭はよくてもトロイので融通が利かない。オカルト大好き・・・ヒムラー氏 : 欅坂46だけじゃない。ナチスとオタク文化。陰キャラの極み。 - NAVER まとめ
wikipedia:イグノーベル賞の第1回平和賞はwikipedia:エドワード・テラーか。
という訳で、一応目は通しましたよ、と。