た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

闇に魅入られた科学者たち

 図書館で見かけて、だったかなぁ?

 文庫じゃないから、表紙の絵は違うんだけど(NHK出版のサイトの絵とは一致)。

 この番組の書籍化?:フランケンシュタインの誘惑 科学史 闇の事件簿 - NHK

 wikipedia:仲野徹*1とかのコメントが多かった。

科学者にとって最も必要な素質は、健全な好奇心です

とか(ハイ、オラのは、健全とは言い難いですね、わかってま)。

 膝窩動脈瘤・大腿動脈瘤 - 埼玉県立循環器・呼吸器病センター

 「Why think? Why not try experiments」*2

 人類遺伝学者の松原洋一*3曰く、

確かにフェアシェアー*4たちは、ナチスの支持を背景に非道な行為に手を染めました。しかし断種法そのものは…世界的な潮流でした。当時の感覚では必ずしも非倫理的な選択とは見なされていなかったのです。それをフェアシェアーの個人的な資質やナチス*5に限った特殊な事例だと捉えてしまうと、現代に生きる私たちが学べることは少なくなってしまうかと思います

だとか。

 wikipedia:ホロコーストでも、wikipedia:ユダヤ人の定義は問題になったらしい。まぁwikipedia:日本人の定義も自明ではないように

文化的・宗教的・歴史的な括り

だそうだ。こんな話もあったが:民族という虚構 - た-くんの狂人日記

どんな子供が生まれてくるかわからないからこそ、子育ては面白いと言える

 wikipedia:アドルフ・ヒトラーはこんなこと言ってるんだと:日刊ベリタ : 記事 : ヒトラーの言葉 「大衆の忘却力は大きい」 受容能力はともかく、忘却力に関しては反論できないように思う…

精神疾患の患者さんは3つの苦しみを抱えている。

  • 病気の苦しみ
  • 副作用の苦しみ
  • 理解されない苦しみ

 こういうのも:機能神経外科 定位脳手術:凝固術と脳深部刺激療法 | 東京女子医科大学脳神経外科

 wikipedia:ドイツ民主共和国のスポーツ

 こういう時代もあったそうで:wikipedia:オリンピックの東西統一ドイツ選手団

 (組織の)歯車に良心はあるか、という話もあって、ググってみたらこの作品の話が多くヒット:芥川竜之介 歯車

 「アンドレアス・クリーガー」の名をググるとこのページヒット:FTMのセレブ

 検査でバレにくい血液ドーピングという手法もあるとか:ドーピングとは|スポーツ医科学|熊本県体育協会|

 wikipedia:スタンフォード監獄実験の話も。

人間が社会的な生き物であるからこそ、“状況”が強い力を持つ

んだと。二週間の予定が6日で中止ですか…だから、(現在の基準では)肉体に害を及ぼす実験は許可されないが、心も身体の一部である以上、心理的な実験も十分注意した実験の設計が必要なんだと。

 共通性があるんだとか:人が悪魔になる時――アブグレイブ虐待とスタンフォード監獄実験(1) | WIRED.jp

 こういうのもあるんだとか:「強化尋問」を考案の心理学者が証言 米同時攻撃、公判前審問 - BBCニュース

 wikipedia:フリッツ・ハーバーの言をググると記事ヒット(本書のとはちょっと違うが):ドイツの「化学兵器の父」の悲惨すぎる末路 | 世界史は化学でできている | ダイヤモンド・オンライン

科学者は楽天家であり、世間知らずで、単細胞的でもある

 「あとがきにかえて」では、wikipedia:池内了

科学的真実は一つ、使い方は善悪二つ

と語っていた。

 一応番組のH.P.:フランケンシュタインの誘惑 科学史 闇の事件簿 - NHK まぁそもそもテレビないんですが。