た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

もうダメかも、など

もうダメかも

 ある日の本日の返却本?

 ググったらこんな書評があった:『もうダメかも』は今年ベスト級のノンフィクションだ! - 新刊めったくたガイド|WEB本の雑誌 こっちも:人生を確率を通してみる、今年ベスト級の科学ノンフィクション!──『もうダメかも──死ぬ確率の統計学』 - 基本読書 って、筆者一緒?

危険は見る者の神経に宿っている

 たぶんこの話だと思うんだけど:死からの生還。これまで確認されている中で最も低体温の状態で生き抜いた女性(ノルウェー) : カラパイア 本書では「アナ」さんとなってた…どっちが正しいかはわからん…

 こういう単位もあるんだと:wikipedia:Micromort*1 また、マイクロライフという単位も:【オピニオン】福島の危険性を測る新たな指標「マイクロライフ」 - WSJ

 こんなのもあるんだ:イギリス発の発酵食品「マーマイト」の魅力とは?|Webマガジン「発酵美食」|マルコメ

近寄って見た人生は、混沌としていそうに見えておかしくない。…なのに天上から見ると、人々の動きは往々にしてぞっとするほど規則的なパターンに従っている

 こういうのもあるんだと:全社的リスク管理(ERM) | ニュートン・コンサルティング株式会社

 記憶にあるような、無いような…「アルマハータ・シッタ隕石」(wikipedia:2008 TC3

 (多分)これ:wikipedia:嘘、大嘘、そして統計に対しては、

(統計には)真っ当な情報も含まれており、この問題の大部分は、その真っ当な情報にたどり着いて理解しやすい形に直すことにある

とのこと。

 こういうのもあるとか:「いのち」の価値を測る | 三菱UFJリサーチ&コンサルティング(統計的生命価値(VSL)

 こんなことわざ知りませんでしたなぁ:遠き慮りなければ必ず近き憂えあり - ウィクショナリー日本語版 昔一時期ことわざにハマったことがあって、実家にはことわざ小辞典もあるんだが、パラパラっとめくった限りでは出会った記憶なし…当然、目下の状況(コロナ)では確認に行ける日がいつになるか不明…

人の感じる苦痛に、確率は触れない

 乳児死亡率とは?世界ランキングと日本が低い理由、私たちにできること・SDGsの関係 - SDGsメディア『Spaceship Earth(スペースシップ・アース)』 社会状況の変化を表す優れた指標、だそうだ。日本も、江戸時代以前は高かった(らしい)、とかいう話もあるよね:江戸期以前の乳幼児死亡率が異常~将軍大名家でも数多の子が亡くなる - BUSHOO!JAPAN(武将ジャパン)

 こういうのも:世界のマクロ経済指標の変化が超わかりやすいアプリ-GapMinder - My Life After MIT Sloan*2

 こういうのもあるとか:特集:アガロースゲル電気泳動 | DNAやRNAを抽出したとき、DNAを増幅したとき、遺伝子確認をするとき | コスモ・バイオ株式会社

 こういうのも:チャートで目立つ動きに惑わされてしまうのはなぜ? ⇒ セイリアンス理論 | 特集 - 株探ニュース 本書では「顕現性」にセイリアンスとルビがふってあって、わかりやすかった。

人生が安全になるほど、極端な例外がより悲惨に見えてくる

 wikipedia:モラル・パニック

 こういう表現もあるそうだ*3Damp squib(目論見ちがい)英会話レッスンの Matt 先生の英語慣用句 No.1622 | 英会話の表現やイディオムを一日一分で学ぶ 一日一英会話 | マンツーマン英会話スクールのIHCWAY

 これまたこういうのも:» 利用可能性ヒューリスティック (availability heuristic) マーケティングリサーチの専門会社、KFS*4

(有り体に言えば)何かに命を奪われかねないという心配が募るのは、命を奪われる確率が高いからではなく、テレビに向いていそうだからなのだ

 これまたこういう表現も:wrap somebody in cotton woolの意味・使い方・読み方 | Weblio英和辞書

 「後悔の非対称性」*5とかいう用語もあるそうで。ズバリではないが、こんな記事も:ファイナンスが編み出した「後悔の量」を最小化する方法 | あれか、これか ― 「本当の値打ち」を見抜くファイナンス理論入門 | ダイヤモンド・オンライン

 ググったらこうなったが:トーマス・ハーディ:「恐怖は卓見の母である……」|英語名言ドットコム*6

子供の頃の記憶はいつまでもバラ色

 

数字は報告できる。だが、得られた数字とその含意をすっかり説明することは不可能だ

 ティム・ギルという人によると、

子供にとって危険はプラスに働きうる

それによってリスクへの対処法を学ぶことができるから。まぁ程度問題なんでしょうな。ただ、危険から遠ざければそれで良し、ではないというのには同意できる。

 こういう話もあるそうだ*7増加する乳幼児の「くる病」 - 医療トピックス|中野区医師会

 wikipedia:ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ曰く、

人生の危険に際限はなく、安全もその一つ

だそうだが、ググってもヒットせんかったから、元ネタ不明…

 wikipedia:基本再生産数wikipedia:新型コロナウイルス感染症 (2019年)で有名になったね。新聞読んでないオラはよくわかってないがorz

 wikipedia:フランクリン・ルーズベルトってwikipedia:ギラン・バレー症候群だったのでは?と言われているそうだね(Wikipedia参照)。

 偶然の一致*8は人間の虚栄心の表れ、だそうだ。意味などないんだって。それでも人は意味を求めたがる…

 こういう話も:誕生日が同じ人に出会う確率は意外に高い?低い?…現役東大生のサイエンス入門(東京大学CAST) | ブルーバックス | 講談社(1/3)

 こういう動画:

www.youtube.com

もあるそうなんだが、今の環境では動画は視聴しづらくて…

 こういう話も:温暖化やコロナで広がる懐疑論 深まる溝を埋めるには Wedge ONLINE(ウェッジ・オンライン)*9

新たな知識は、えてして「みずからの情緒的および文化的気質を強固にする形で」吸収される

 こういうのも:google:バイアスのかかった同化

 これ:社会はなぜ左と右にわかれるのか - た-くんの狂人日記の話もしてたが、もうよく覚えてないなぁ…

 wikipedia:ラキ火山の噴火って、フランス革命の原因の一つなんだ。

 wikipedia:溶血性尿毒症症候群

必要なのは単なる安心材料ではなく詳細な情報と行動の指針であり、市民の懸念は真剣に取り合われるべきである

 

人は利益の期待が大きいほどリスクの見積もりを下げる*10

 wikipedia:BMW・3シリーズ(335i)はポルシェ並の高級車ですか。自動車に縁のない身としては、わからん…

男にはエッジが要る

 K森君が好きそうな言い回し…

 そえば本書にはググるとは - 意味をわかりやすく - IT用語辞典 e-Wordsという表現があった。一般の書籍で見かけたのは初めてかも。

 wikipedia:アドルフ・ケトレーの「平均人」。本人の言では

与えられた年代の社会における個人が平均人の性質をすべて備えていたなら、その人物は偉大で善で美しいものすべてを代表しているだろう

だそうだ。でも、著者が言うには

ケトレーの平均人からのランダムなばらつきにこそ、人生の真の肌理があるのだ

とのこと。同感。

 wikipedia:スティーヴン・ジェイ・グールドのエッセイでは、

どのような類いの平均も不変の実体ではなく抽象的な概念であり、真の現実は「陰影とばらつきと連続性のある私たちの現実世界」にある

とのこと。

 wikipedia:ボディマス指数(BMI)はケトレー指数と呼ばれることもあるんだ。

 wikipedia:地下室の手記 そえば一時期はてブ地下生活者の手遊びの記事がランクインしてたから反応。最近更新がないようだけど…

 wikipedia:フリードリヒ・フォン・シラーの言をググるとこれヒット:チャンスなどというものはない。運命の深い底から突如やってくる偶然があるだけだ|フリードリヒ・フォン・シラーの名言

確率論は、ランダムな人生に対処するための実践的な手引きとなる

 

物語があると人は自由に変われる

 列車*11の中で暴力を受ける可能性は、毎日利用したとして、千年に一回程度なんだって。

 「リスク・ホメオスタシス理論」は聞き覚えがあるなぁ、と思ったら、ここで出てきたか。

リスクは人生の既成事実としてただそこにあるだけではなく、私たちによる対処と切り離せないのである

 こういうのもあるんだと:wikipedia:ウイングスーツ ま、近寄らんとこ(wikipedia:バンジージャンプがギリギリ許容範囲)。

 本書によると、wikipedia:マラソンと(スカイ、スキューバ)ダイビングが同程度の危険度らしい。ま、でも

危険に対する姿勢には各人のなかでさえばらつきがあり、それは誰のどのリスクについても、変かもしれないが必ずしも理不尽ではない仕分けがなされているからである

だそうで。だから、裸足で走る人がいても温かい目で見守ろう?

 wikipedia:ロバート・オッペンハイマーによると、

確率がなければ人々や物理学に見られる大きなスケールでの変化は認識できない

だそうで。

wikipedia:確率論は、ランダムな人生に対処するための実践的な手引きとなる

 この記事では「原野火災」になってるみたいだが、火災はカオスな現象らしい:「火災はミステリアスな現象」火事の謎を探る研究所「Fire Lab」に潜入したムービー - GIGAZINE

物語があると人は自由に変われる

 ググったらこんな本もあったようだが:『人はなぜ物語を求めるのか』物語との、虫のいい付き合い方 - HONZ*12

リスクは人生の既成事実としてただそこにあるだけではなく、私たちによる対処と切り離せないのである

別な箇所では、

危険に対する姿勢には各人のなかでさえばらつきがあり、それは誰のどのリスクについても(、変かもしれないが)必ずしも理不尽ではない仕分けがされている

だとさ。

 なんかこういう考え方もあるらしい。よく読んでないけど…:第3回ハザードとリスクのコンセプト

 運動は、禁煙*13と同様にいつ始めても遅すぎる、ということはないんだそうだ:運動はいつから始めても遅くない! 「ロコモ」テーマに市民講座|秋田健 - ここから始める健康寿命日本一!

事故はそれぞれ突発的で予測不可能なはずなのだが、数字*14は恐ろしいほど一定している。

 中国は未だに炭鉱での事故が絶えないらしい:中国の炭鉱「死亡事故減少」も課題が残る背景 | 「財新」中国Biz&Tech | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース

 こういうこともあったんだとか:wikipedia:ロンドンビール洪水

 「健康労働者効果」というのもあるそうで、ググるとこれを紹介された:選択バイアス selection bias | ブログ | 統計WEB

 同様に、「リスクの受忍可能性」はこれを紹介された:保健福祉職員向け原子力災害後の放射線学習サイト

 wikipedia:ALARPとかSFAIRP*15とかいうのも。

 こんなのもあるんだとさ:wikipedia:バナナ等価線量

 昔、聞いたことがあったような気もするが…:LNT(しきい値なし直線)仮説について ― 放射線安全研究センター ―

 wikipedia:地球近傍天体 wikipedia:トリノスケール

 こういう言い回しもあるの:死んだ犬を蹴る者はいない | チーム八ちゃん

 (wikipedia:マスコミにとって)「恐怖は売れる」そうだ。

 wikipedia:ダニエル・カーネマンによると、

脳とは最小努力の法則に従って動作して結論に飛びつく機械であり、特に恐怖が絡むとこのように振る舞う

とのこと。

 wikipedia:オセロ (シェイクスピア)は、名前は知ってるけどあらすじとかよく知らない…

 人は、絶対値よりも変化に敏感なんだそうだ。動物だから、とか書いてた本もあったと記憶するけど、屁理屈オヤジを自認するオラから見てもそれはちょっと屁理屈が過ぎるなぁ、と思う。

 予期せぬ瞬間 - た-くんの狂人日記の話もしてた。「医学は不完全な科学」は、オラも反応してたようだね。

 フレーミング効果 | みずほ証券 ファイナンス用語集に関して、アメリカでは「患者は手術で亡くなった」だが、イギリスでは「患者は生き延びなかった」なんだとさ。ググっても真偽不明だが…

安心―心の平和―は健康産業の謳い文句によく出てくる

 あと、疑陽性と偽陽性|コラム|乱用薬物検査|LSIメディエンスの話もしてた。

 wikipedia:救貧院 (ワークハウス) カタカナだけじゃなくて、カッコ書きで(救貧院)って訳してくれたら良いのに。

 イギリスのwikipedia:厄年は、本書の記述(7の倍数)とGoogle先生のお答えが食い違う…"科学的な根拠は不確か"だしオラの大厄は28で一般とは全然違ったし、深く追求せんとこ。

(たとえば)移動手段として車より飛行機の方が危ないと感じた人に、死亡事故の確立は逆だと指摘したところで、たいして効果はない。その人にとって危険が単純に死亡率と同じということはまずないからだ。

 

世間でリスクと呼ばれている尺度は個人の価値観や各自のフレーミングの問題に違いない

「数字と見方はどちらも重要」ということだそうだ。

 こういうのもあるんだと:ファンチャートとは (fan chart): - IT用語辞典バイナリ

 最後のまとめの言は、

確率はそれなりに真っ当な概念に見えて、意味のある確たる定義に手を伸ばすたび、その姿形が消えてなくなる

でした。

 という訳で、チト古い本ではあるが、なかなか面白かった。小学校の時に、連絡帳?に「今日の降水確率は100%」と嬉々として書いていた先生*16に教えてあげて、勉強してほしい。

 あと、これは借りただけ…

ゾンビと資本主義

 出版社の記事:ゾンビと資本主義/詳細/工作舎

 「現代思想」ですか…決して嫌いではないんだけど、読むヒマなし…

 

*1:スカイダイビングは、Wikipediaでは7MMとなってるが、本書では10MMになってた。これはwikipedia:全身麻酔と同程度の危険だとか。

*2:Facebookのページもあるんだが、リンクがうまく貼れないんで、リンクはこっちにした。本書にあったのもFacebookのページなんだけどね…

*3:訳注は一応あった。

*4:本書では…バイアスになってたが、ググると…ヒューリスティックに翻訳された。そっか、ヒューリスティックってバイアスみたいなもんか。って、ちょっと違うの?ヒューリスティックとは?バイアスとの違いは?具体例で解説|仕事に使える行動経済学社会人の教養

*5:平たく言うと、後悔先に立たず - ウィクショナリー日本語版ってことか?

*6:本書では卓見ではなく先見…

*7:本書にあったのは(当然)イギリスの話だが。

*8:coincidenceの意味・使い方・読み方|英辞郎 on the WEBをこう訳している模様。

*9:この記事自体は本書に出てきた「ダン・カハン」をググってヒットしたんだが。

*10:wikipedia:役満貫が狙えるなら危険稗でも勝負!ってことか?

*11:日本の環境では電車、と読み替えた方が良いかも。

*12:オラはブクマしてあとで読む放置プレイorz

*13:禁煙後におきる体の変化|くにちか内科クリニック

*14:事故で亡くなる人の数など

*15:2つまとめて国際安全衛生センター|国別情報:イギリス|トピック:資料

*16:顔も名前ももう覚えてないが…教育実習生だったかも…