た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

地図入門

市の図書館で見かけて手を出したんだけど

地図入門 (講談社選書メチエ)

地図入門 (講談社選書メチエ)

実はここで見かけてましたね(記憶になしorz)
さらには、著者の本はこの辺でも読みかけてた。(当然記憶になしorz)
あと、あとがきではオン・ザ・マップ - たーくんの狂人日記の話もしてた。
そもそも地図というのは元は軍隊が作っていたものだそうで。wikipedia:地図

軍事面でも自国や敵国の地形を把握することが重要となっていった。

日本では、wikipedia:西南戦争をきっかけにwikipedia:迅速測図を整備することになったんだとか。だから、戦前は田を表す記号も乾田・水田・沼田*1と三種類あったらしい。:消えた地図記号から戦争を考えよう!(PDF)
ベニスがヴェニスと書き表されるように、

(今や)現地呼称を尊重する世界的な流れは定着しているようだ。

とのこと。
海保(wikipedia:海上保安庁)の人たちにとっては地図と言えばwikipedia:海図のことで、フツーの地図は「陸図」と呼ぶんだそうだ。
で、地図の作製は一言で言えば「この世の世の記号化」だそうだ。
wikipedia:縮尺の大小については、Wikipedia 参照。(手抜きorz 間違えやすいので、覚え書き。でも粗い・細かいという語の方がわかりやすい気もするなぁ。)
mm(ミリメートル)やkm(キロメートル)にも一応漢字(wikipedia:国字)があるんだってね。:【みんなの知識 ちょっと便利帳】単位の漢字 - 外来の単位に使われる略字・当て字、尺貫法での漢字など
wikipedia:フィートというのは

ほとんど見たこともない「大足」であるが、靴を履いた状態が元らしい。

とのこと。でも昔(T田さんと仲良しの)K本さんは足の大きさが靴を履かずに1フィートあったが。
wikipedia:ヤードの起源は、本書では Wikipedia の一番目のものが紹介されてた。
アルプス一万尺についてはwikipedia:ヤンキードゥードゥル参照。
スイスの地図は美しいそうだ。:足で歩くスイス・読み物 スイス国土地理院(Swisstopo)見学記
そーえば京都では○○通西入ルとかいう住所が一般に使われていたから、七桁郵便番号は一問題だったらしい。:【京都うらみちあんない】京都よもやま話26 7桁郵便番号の功罪
著者の本はここでも見かけているが、ここで出てきた地勢図は戦前は「1/200,000帝国図」というものだったそうだ。
著者によると「地名は無形文化財*2だそうだ。
wikipedia:五稜郭と言えば函館か、と思いきや、長野県佐久市にも五稜郭があるそうな。:龍岡城五稜郭|観光ポイント|信州佐久 旅の観光ガイド|長野県佐久市観光協会
てなところで。

*1:しょうでんと読む。

*2:本書では「…という表現があるが」なんて書いてたが、ググっても著者絡みの記事しかヒットしないぞorz