た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

重力波は歌う

市の図書館で見かけて、物理屋崩れを自称している以上知っとかなあかんな、と思い手を出したんだが…

重力波は歌う:アインシュタイン最後の宿題に挑んだ科学者たち

重力波は歌う:アインシュタイン最後の宿題に挑んだ科学者たち

こちら:「世紀の大発見」の陰の挫折と苦悩 | 文春オンラインの記事によると

重力波の科学解説書ではないが、その観測に成功した現場のドキュメンタリーとして最高に面白い。

ということで(実際13章*1の題は「藪の中」*2で、起こった出来事の認識が当事者によって異なるさまを描いている)、人間ドラマに重きが置かれていて、重力波が何ものか、はよくわからなかったorz せいぜい、

(完璧なたとえではないが)ギターにたとえれば時空は絃、検出装置はボディーに当たる

というくだりかなぁ?
あと、wikipedia:LIGO の Advanced(改良型)LIGO は aLIGO という名前がついてるんだとか。

物理学サブカルチャーのある階層では特に、虚飾は全面禁止。事実を良く見せたり美化したりするのはなし。言葉はなるだけ倹約してできる限り生データのようにする。

(個人的には)よくわかるなぁ。

あ、そうだ。巻末に LIGO科学コラボレーションおよびVIRGOコラボレーションのメンバーというのが延々7ページ*3にわたって掲載されてた。関係者は、名前見つけて喜んでね(日本人のものと思われる名前もいくつかあった)。

*1:とある13日に自転車で転んで歯を折ったオラは、13 という数字に過敏に反応し、本書も何か深い訳があるのかな?なんて勘ぐっちゃうorz

*2:原書では"Rasyomon(羅生門)"だったそうで。

*3:何人なのか、数える気力も失せるorz