市の図書館で見かけて、物理屋崩れを自称している以上知っとかなあかんな、と思い手を出したんだが…
- 作者: ジャンナ・レヴィン,田沢恭子,松井信彦
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2016/06/16
- メディア: 単行本
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重力波の科学解説書ではないが、その観測に成功した現場のドキュメンタリーとして最高に面白い。
ということで(実際13章*1の題は「藪の中」*2で、起こった出来事の認識が当事者によって異なるさまを描いている)、人間ドラマに重きが置かれていて、重力波が何ものか、はよくわからなかったorz せいぜい、
(完璧なたとえではないが)ギターにたとえれば時空は絃、検出装置はボディーに当たる
というくだりかなぁ?
あと、wikipedia:LIGO の Advanced(改良型)LIGO は aLIGO という名前がついてるんだとか。
物理学サブカルチャーのある階層では特に、虚飾は全面禁止。事実を良く見せたり美化したりするのはなし。言葉はなるだけ倹約してできる限り生データのようにする。
(個人的には)よくわかるなぁ。
あ、そうだ。巻末に LIGO科学コラボレーションおよびVIRGOコラボレーションのメンバーというのが延々7ページ*3にわたって掲載されてた。関係者は、名前見つけて喜んでね(日本人のものと思われる名前もいくつかあった)。