ある日の返却本。
トイビト 学問したいすべての人へ | トイビトで配信した記事を大幅改稿したものだそうだ。
ググったらこんなサイトもあったが:へんてこ生物アカデミー - NHK wikipedia:中村桂子によるとそもそも生きものはへんてこなんだそうだ(機械のように物理法則に従って動く、訳ではない、という意味で)。
wikipedia:フランソワ・ジャコブが生きものの特徴を3つにまとめているそうだ。
- 予測不能
- プリコラージュ(寄せ集め)
- 偶然、偶有性
wikipedia:人工知能と人間を比べるのはwikipedia:カテゴリー錯誤なんだと。だから、AIの研究者が「人間を超える」とか言うなら、人間を定義してくれ、と思うんだとか。
wikipedia:ミトコンドリア・イブとかいるから、戦争は(広い意味では)兄弟げんかだそうだ。
生きることはプロセス
だから、結果よりプロセスを大事にしてほしいんだとさ。
モータルとwikipedia:イモータル 確かwikipedia:指輪物語では「死すべき定めの…」と訳されていた記憶があるが、確認したくとも原本*1は海の向こう…
「死生観」という語を広めた人なんだと:wikipedia:加藤咄堂
本書の一節をググると記事ヒット:3. 死を迎えるための教養 - 島薗進 | トイビト
アンラーン(unlearn) wikipedia:鶴見俊輔は「学びほぐす」と訳していたらしい。
こんな記事もあったが:ガンジーが言ってない「ガンジーの名言」7つ | ギズモード・ジャパン(本書にあったのは3番)
また記事ヒット:2. 公民権運動 - 中村寛 | トイビト
人種は生物学的な現象ではなく、文化的構築物である…
こんな本もあると:世俗の形成 | みすず書房
人種は生物学的な現象ではなく、文化的構築物である。だから批評を通じて脱構築することが可能で…
でも話はそう単純ではないらしい。
快適な空間にあまりにも慣れてしまうと、ちょっとでも不快なもの、自分たちと異なるものが入ってきた時の反動がすごく大きくなってしまう(と思う)
wikipedia:ノルベルト・エリアスという人によると、フランス革命後に人びとが「社会という経験」をしたからwikipedia:社会学が必要になったんだって。
こんなんもあったんか:wikipedia:理性の祭典*2 確かに、こんな話を目にしたことはある:理性の崇拝
wikipedia:ハンナ・アーレント曰く、「同情は人と人との距離をゼロにしてしまう」だとさ。
wikipedia:ゲオルク・ジンメル 「個人的自由」なんていうことを言ってるの?
wikipedia:奥村隆曰く、wikipedia:ニコラス・ルーマンなら「社会は「コミュニケーションがコミュニケーションに接続する」んだとさ。何のこっちゃ…
wikipedia:北田暁大 こんなことを言ってるらしい:wikipedia:つながりの社会性
ラジカル(radical)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書 2.の意味もあるんだね(wikipedia:ラディカル・フェミニズムとかはこっちの意味らしい)。
問題なのは美という評価基準が不適切な場面で使われていることで、評価基準そのものではない
んだと。
「選択という名の強制」僕は、障害者にも似たような圧力を感じるんだよね。
こういうのもあるとか:高学歴女子が新・専業主婦を目指す時代 | ハフポスト LIFE そういう人に心当たりがあるような無いような…
wikipedia:萌えの定義は(wikipedia:おたくの人には)自明とされることが多いんだとか。記事ヒットしたから、ここに書いてあるのかな?:4. 「萌え」とは何か - 吉澤夏子 | トイビト でも「マスノリ」とか「ノリマス」とか、深い世界だね…
wikipedia:ドメスティックバイオレンスの根底には、「俺(私)の持ち物なんだからなにをしてもいい」という意識があるんだと。この辺?:『暴力の根底にある意識』! || コラム || コンセルト経営労務事務所
責任は事実的に自分にかぶさってくるもの
だそうだ。
コミュニティには情報を共有している集団という側面がある
そうだ。確かにそうか。
こういうのもあるの:『ソーシャルブレインズ入門――<社会脳>って何だろう』(藤井 直敬):講談社現代新書|講談社BOOK倶楽部
こういうのも聞いたことはあるけど:マズローの欲求5段階説とは?各欲求を満たす心理学的アプローチを用いたサービス事例【図あり】|ferret、一番上に「自己超越」っていうのがあるらしい。♪限界を超えて~って奴か?(違)
大学も変わったね~こんなんもあるんだと:日立京大ラボ
第47回 universe | TOEFL TESTスピーキング英単語 ワンポイント講義│TOEFL® Web Magazine
こんなんもあったんか:天の川銀河中心のブラックホール撮影に成功、存在を実証 国立天文台など | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」
wikipedia:ラビ 師はラブなんだね。
wikipedia:口伝 今までコウデンと読んでたorz
こんなんもあるんでっか:南泉斬猫
また記事ヒット:3. ユダヤ教と改宗 - 内田樹 | トイビト 5. 始原の遅れ - 内田樹 | トイビト
万象の背後には美しい数理的秩序が存在するのだが人知をもってそれを知り尽くすことはできないという風通しのよい諦念が信仰にも科学にも必要
だそうで。なんか、wikipedia:佐藤文隆さん辺りも言いそうだなぁ。
Jewish mather(ジューイッシュマザー『ユダヤ人のお母さん』):達人に訊け!:中日新聞Web
悟ったあと、いかにしてその悟りを忘れるか、が重要なんだと:3. 360度の転換 - 小川隆 | トイビト(ヌヌ、連載一覧があった…:禅は「自己」をどう見てきたか - 小川隆 | 連載 | トイビト)
日本人は根底がないとか言われるけど(ググったらこんな記事:夏目漱石は「自分がない」空虚な状態からどう脱したのか?――「自己本位」の発見 | 現代人に突きつけられた「うつ」というメッセージを読み解く | ダイヤモンド・オンライン)、だからこそあらゆるものを自在に受け入れて活用できる、と逆手に取った人(本書で名が挙がってたのはwikipedia:鈴木大拙とwikipedia:西田幾多郎)もいたんだとか。ものは考えヨーか?
振り仮名振られても意味わからん…:随順(ズイジュン) ググっても意味不明…
「逆転スペクトルの懐疑」というのは、(Google先生によると)これのこと?:wikipedia:逆転クオリア
眺望論とか相貌論とか…:UTokyo BiblioPlaza - 心という難問
ちょっとググればすぐ見つかるんだから、「今でも見えるかどうか…」などとあいまいな記述は避けてほしかったなぁ:ザ・姫路ターミナル~玄関口余話(1)城を見通す絶景どうやって実現?|姫路|神戸新聞NEXT
という訳で、詰めが甘いところは散見されるが、面白い本ではあった。対談本だから(分量に対して)中身が薄い気がせんでもないが、その分分量がある(=厚くて重たい…)から、家で根性入れて読む分には悪くない。