た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

闇の脳科学

 図書館で見かけて。

 3Kの書評:【書評】『闇の脳科学 「完全な人間」をつくる』 消えた名医を追う - 産経ニュース そえば昔こんな記事もあった:自由に自分の幸福度を決められる時、医者はそこに上限を設けるべきだろうか?──『闇の脳科学 「完全な人間」をつくる』 - 基本読書 あとHONZも:『闇の脳科学「完全な人間」をつくる』 その先駆者の栄光と悲劇、そして「脳操作」の現在と未来 - HONZ

 本書では「中隔野」という表現だったが:中隔領域 Septal Area: 最新の百科事典、ニュース、レビュー、研究 「統合失調症の無気力から患者を目覚めさせる鍵」なんだとか。

 Wikipediaにこんな項目もあるが:wikipedia:統合失調症の原因

当時(1950年代初め)は、統合失調症とは病気ではなく、純粋に心理的な障害、いわば<極度の神経症>なのだ

というのが精神科医のほぼ一致した意見だったんだと。まぁ、現代でも「仮説の域を出ていない」そうですから。

 ここに出てくるみたい:wikipedia:精神外科の歴史(トペクトミー)

 アンヘドニア(快感消失)について

 マラリアに感染させて病気を治す? 非倫理的な「発熱療法」について解説 - ログミーBiz

 プラセボ効果とは? | 小豆沢整形外科 ブログ 確かに、狂人には特におまじないは大事なんだよね。

過去数十年の間に、「精神」という概念は、漠然としてつかみどころのないものから、脳のwikipedia:灰白質という実体を持った物質的なものへと変化した

現代の見方では、

wikipedia:自己とは、そのときどきの脳の状態のこと

なんだと。脳の特定の箇所に電流を少々流すだけで、人は別の誰かになってしまうから。だから、「自己とは、内側にある安定した核だ」という考えはもう古臭いものなんだと。

 wikipedia:クロルプロマジン

感情はときとして、きわめて理性的な人物をも圧倒する

 脳科学的にもこうなんだと:苦痛と快感は紙一重。あらゆる苦痛は、快感になる。 | 運命を変える30の言葉 | HAPPY LIFESTYLE 確かに、かさぶた剥がすのはクセになるね*1…やっちゃダメらしいけど:かさぶたをはがしたくなる理由と、それを避ける方法 | ライフハッカー・ジャパン

 実はよく知らない…wikipedia:雪の女王(たーくんは流行りものに弱いから…)⇒ガキ向け?の童話集で読んでみたけど、教訓とかは結局何だかよくわからんかったなぁ…こんな記事もあったけど:【雪の女王】アンデルセン童話・雪の女王のあらすじ内容・結末から教訓、原作についても解説!おすすめ絵本も紹介 | 絵本スペース

 こういうのもあったんだと:セント・ジュード・メディカル、うつ病に対する深部脳刺激試験BROADENの拡大につきFDAの承認を獲得 | Business Wire

 wikipedia:電子頭脳人間

 未来の軍事的脅威を予測するために政府が目を向けているSFのアイデア4選 - GIGAZINE(MKウルトラ計画)

正常な心理的発達にとって根本的に重要なものは母親や母親の愛情ではなく、社会性一般なのだ

だから、wikipedia:暴力も治療可能なんだと。その回路は、

  1. wikipedia:眼窩前頭皮質
  2. 深部に位置するwikipedia:視床Google先生に聞くと視床沈っていうの?)
  3. wikipedia:扁桃体

だとさ。ようわからんが…

 最近よく普通の記事中でも、TBI(wikipedia:外傷性脳損傷)という語を見かけるけど、これはイラク・アフガン戦争で人口に膾炙したんだってね:軽度外傷性脳損傷友の会 報道・資料 『対テロ戦争 米兵、脳損傷2万人以上・・・外傷なし、爆風で』

 wikipedia:国防高等研究計画局(DARPA)は親切だけどクレージー、金持ちのおじさんだとさ。たーくんは親切*2だけどクレージー、でも貧乏なオジサン…

 wikipedia:脳深部刺激療法(こんなサイトも:パーキンソン病の手術療法 脳深部刺激療法(DBS)Deep Brain Stimulation

電気刺激によって人間の感情や倫理観はどうにでも変えられる

 「タラクセイン」とは何か-批判された物質をめぐる論│けうブログ

 (たぶん)この人についての記述は間違いがあるそうで:wikipedia:en:Robert Galbraith Heath オラ、修正できるほどの英語力なし…

科学を進歩させるのは夢想家なのです

 こういう話も:統合失調症と小脳(PDF) なんで、適度な運動はやっぱり大事みたい。

 簡単免疫学講座 13.MHCのタイプ | 滋賀医科大学 | 病理学講座 | 疾患制御病態学部門

 こういうのもあるんだと:wikipedia:精神神経免疫学 あと「バイオエレクトロニクス医学」とか。

 統合失調症|こころの情報サイト(陽性症状と陰性症状

現在の科学研究の多くは、データ駆動型手法*3でおこなわれる

ググったら、こんな記事もあった:仮説駆動型とデータ駆動型 | 科研費.com あとこんなんとか:科学研究におけるデジタル革新とデータ駆動型研究 - エナゴアカデミー

メディアの取り上げ方は極端にポジティブで、研究者の主張に対して完全に無批判であり、危険な誇大広告の片棒をかついでいる

 こういうのもあるけど:rTMS(反復経頭蓋磁気刺激)の諸問題について - 染谷メンタルクリニック 暗記するのに役に立つ、とかいう話もあるとかないとか。

 たぶんこれのことだなぁ:Morality 2.0: How manipulating our minds could save the world | New Scientist

人間の道徳的直観なんかは、構成員が互いに密接な関係にある小集団に適合するようにできているから、気候変動や海洋汚染、難民問題といった地球規模の難題にはうまく対処できない。

 これも知らない…:【観葉植物】 ユッカの育て方|剪定や植え替えについてご紹介します | 植物とあなたをつなぐPlantia

 という訳で、まぁ面白かったが、やっぱりもっと早く読みたかったなぁ…

 

*1:ヱ、そういうことじゃないの?

*2:むしろおせっかい?

*3:データ駆動型社会とは