た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

なぜ、無実の人が罪を認め、犯罪者が罰を免れるのか、など

なぜ、無実の人が罪を認め、犯罪者が罰を免れるのか

 ある日の新着本だっけ?

 最初の文が

正義感は、人間の忍耐力の中核をなす

ときたもんだ。

 アメリカの人口は世界の5%だが、刑務所人口の25%を占めてるんだと。また、wikipedia:拘置所wikipedia:刑務所に収容されている220万人のうち少なくとも50万人は保釈金が支払えないために収容されているだけなんだとさ。カネの切れ目が娑婆との切れ目?

 回帰分析の落とし穴-分析結果は、推論の正しさを裏付けているか? |ニッセイ基礎研究所

 2018年中間選挙とアメリカの州裁判官公選・審査制(1) | 研究プログラム | 東京財団政策研究所

 wikipedia:トーマス・ジェファーソン曰く、

陪審員による裁判は)政府を憲法の原則に従わせることができる、人間がこれまで想像したことのある唯一の碇*1であると考えている

だそうだ。

 著者は弁護士だけではなく裁判官や検察官の経験もあるんだと。

 「google:他人種効果」というのもどっかで目にした記憶はある。まぁ考えてみりゃ当然やろ、という気もするが。

 ある研究?によれば、wikipedia:カリフォルニア州で死刑制度を維持する費用は、仮釈放なしの終身刑を科した場合にかかる費用の約10倍だとさ。

 そえば裁判ではよくwikipedia:合理的な疑いっていう語が出てくるね。

 こういうのも:科学的証拠の証拠能力に関するフライの基準

 こんな語知らニャイ…:wikipedia:雪冤 まぁ漢字の偉大さ故、雪辱+冤罪のような意味なんだろうな、と想像はつくが。

 いわば枯れた技術であるwikipedia:指紋であっても、

指紋鑑定には(鑑定する人の)主観性がつきものである

から、必ずしも客観的な証拠だとは言えないんだと。人間のなすこと、この主観性の問題はどこかで必ず顔を出すね…

 wikipedia:マイケル・S・ガザニガが「神経科学に関する裁判官の手引き」とかいうのを書いてるらしいんだが、ググってもようわからん…

 こういう話もあるらしいけど:脳のMRI画像を「強力な嘘発見器」として利用 | WIRED.jp 上手くいくかどうかはまだ未知数のようで。別な個所では、

神経科学は法律の一般的な発展に役立つ洞察は提供できるかもしれないが、特定の事件の個人に関する証拠としては、あまり役に立たない段階にある

とのことでした。また、

最新の神経科学的発見を法制度があまりにも迅速に受け入れることは、危険を孕んでいるかもしれないことを過去の教訓が示唆している

だそうだ。

 わかりやすい用語集 解説:ジャンクボンド(じゃんくぼんど) | 三井住友DSアセットマネジメント

 法律の世界(法理)には、「故意の目隠し」(あるいは意識的無視)という現象があるんだと。ようわからんからリンク無し…

 こういう話もあるんだって:【10】グラス・スティーガル法無視がサブプライムを生んだ。|ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

 wikipedia:エンロン 詐欺が発覚する前は6年連続でwikipedia:フォーチュン (雑誌)の「アメリカで最も称賛される企業」の一つに選ばれてたんだと…

wikipedia:拷問の最も突出した用途の一つは虚偽の自白の強要

 敵性wikipedia:戦闘員の定義は

戦争をめぐる法と慣習の下で、無聊衝突の期間中拘束される可能性のある個人

だそうだ。

 wikipedia:XYZ事件

 こういう時代もあったとか:the King can do no wrong 王は悪を成し得ず - 戸山翻訳農場 僕はむしろこういう主張の方に共感するが:四会憲法記念行事シンポジウム「今、あらためて『個人の尊重』(憲法13条)を考える~『国益』や『国の名誉』の名のもとに何が起こっているか」(5/30) - 東京弁護士会

 wikipedia:ブラウン対教育委員会裁判

 1985年から2012年の間に、弁護士などを雇う費用は、インフレ率の3倍以上の率で上昇したんだと。かねがね金がネ―…

 という訳で、日米の法制度の違いに戸惑うことも多かったが、それを割り引いてもなかなか興味深い本でした。って、訳者解説でも同じようなことを言ってるんだが…

 続いて、↓はやっぱり読みかけ放置…

次世代パンデミックに備える

 図書館の新着本で見かけて手を出したんだが…

 初めて聞いた:wikipedia:エイアンドエフ

1967年、米のウィリアム・スチュワート公衆衛生総監は「感染症の教科書を閉じる時がきた」と議会で語った*2

記録はなく、(その意味では)都市伝説らしいが。

 本書によればwikipedia:感染

体内で病原体が増えること

で、wikipedia:伝染

体外で病原体が伝播すること

だそうだが。

 wikipedia:インフルエンザワクチンの接種の目的は、感染の予防というよりは症状軽減化のためなんだと。ということは、やっぱり毎年ワクチン打っといた方が良いのかなぁ?でも面倒だし痛いし(事故の危険もゼロではないし)なぁ。まぁその時々で考えよう。

 wikipedia:マスクも、咳が出なければまぁ必要はないようで。でも(どっかで書いたっけ?)マスクをしてない人に限って咳・くしゃみをする人が多いように見受けられるのは気のせい?まぁ当面は、朝ヒゲを剃らなくていいメリットがあるから僕はつけてるけど。

 wikipedia:列車便所の黄害の話に注があったから見てみたら、ソースはWikipediaでした… 

 こういう話もあるとか:ビル・ゲイツはなぜ「新たなパンデミックが再び来る!」と警鐘を鳴らすのか?

 花粉症って英語でなんていう?花粉症のつらい症状が説明できるようになる英会話フレーズ | English Lab(イングリッシュラボ)┃レアジョブ英会話が発信する英語サイト

 これの話も出てきたんだけど:寄生虫なき病 - た-くんの狂人日記 読みかけでしたか…

 wikipedia:衛生仮説は、昔読んだ本にも出てきた記憶、と思ったら、ここ:野生の青年期 - た-くんの狂人日記で少し出てきてるようで…(当時はWikipediaの記事はまだなかったと思うけどね)wikipedia:アレルギーの発生率も、旧東ドイツでは低く、旧西ドイツでは高かった、とかいう話もあるんだと。

 wikipedia:腸内細菌叢は、言わば人体への「外付け臓器」なんだって。

 またこれは読みかけだったか…:世界は細菌にあふれ、人は細菌によって生かされる - た-くんの狂人日記

 こんなのも:はじめに:『1100日間の葛藤 新型コロナ・パンデミック、専門家たちの記録』 | 日経BOOKプラス

 という訳で、面白そうな本なんでじっくり読みたいが、予約が入ったのでとりあえずここまで…

 

*1:イカって読むんだ。そえばチョーさんの本名の漢字に使われてるか:wikipedia:いかりや長介

*2:出典:窓をあけて:誰と闘っているのか=元村有希子 | 毎日新聞