た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

僕が批評家になったわけ

  著者の名前に記憶があったので(さようなら、ゴジラたち - た-くんの狂人日記 あら、もう故人ですか…wikipedia:加藤典洋)、手を出してみた。

 文芸批評家だったんだね。

僕が批評家になったわけ (岩波現代文庫)

僕が批評家になったわけ (岩波現代文庫)

  • 作者:加藤 典洋
  • 発売日: 2020/01/18
  • メディア: 文庫
 

筆者の考える、批評、ことば、批評にまつわるいろいろなことを、心に浮かぶまま、書いていく。

要は、批評についてのエッセー?

 wikipedia:ブレーズ・パスカルの言は、たぶんこれだね:パスカル名言

→'22 07/19 消えてるorz

哲学を嘲笑するものこそ、真に哲学者である 

  wikipedia:なんとなく、クリスタルにふれ、一つの文章を書いたのが、批評を書くようになったきっかけだそうだ。で、批評は魚を捕らえる網みたいなものなんだと(捕まえてしまえば網のことは誰も気にしない)。

 wikipedia:今井通子さんが、受験は二浪まで、と言ってるんだとか。某予備校でwikipedia:チューターやってた経験からも、同意できる。

 ふーん、カタルシスって、wikipedia:瀉血の意もあるんだ:カタルシス【katharsis ギリシア】 - 広辞苑無料検索

 芸術の御三家は、

  1. 文学・演劇
  2. 音楽
  3. 美術

だそうだ。

 wikipedia:吉田兼好ってwikipedia:卜部氏(俗名)なんだ。

 wikipedia:徒然草も、

兼好が書いたとする明確な証拠はない 

  wikipedia:冷戦時代は、ソ連の新聞・雑誌の人生相談が(検閲が入らないので)面白かったそうだ。

 wikipedia:ドリアン助川って、TETUYA っていう筆名を使った時期もあるんだ(Wikipediaに詳しい経緯有)。

 wikipedia:ゲーデルの不完全性定理は第一と第二があるんですか。まぁ、どっちもわかりませんがorz

f:id:takahiro_kihara:20190221172100p:plain

ぐあぁ

 wikipedia:内田樹の名前も出てきた。新しいタイプの批評家ですと。

 wikipedia:アルベルト・アインシュタインも、wikipedia:統一場理論はダメだということがわかった、と言って喜んでいたんだとか。

 プレ近代とポスト近世って違うの?ググってもようわからん…

  wikipedia:フリードリヒ・ニーチェって、学位取得前に教授になったんだってね(Wikipedia参照)。

 ツァラトゥストラって要はゾロアスターのドイツ語読みなんだってね(詳しくはWikipedia参照wikipedia:ツァラトゥストラはこう語った)。

 wikipedia:山本義隆は予備校生に鍛えられたんだそうだ。

 wikipedia:長谷川宏 ヘーゲル訳書は読みやすいらしい。

 「wikipedia:無条件降伏論争」っちゅーのもあったそうだ。 なんかでもWikipediaななめ読みすると、うかつに手を出すとヤケドしそうだねorz

  wikipedia:石橋湛山ってスゴい人なんだね。

  wikipedia:山本義隆

 機縁 | 生活の中の仏教用語 | 読むページ | 大谷大学

学問とは、自分たちの知的な共有財産への共通した尊重の念を前提に成立している世界であり… 

 wikipedia:阿部謹也によれば、日本語の「世間」が意味しているのは、

wikipedia:個人がいないということ

 だそうだ。

 文学は善意を喜ばないんだって。つまり、社会改良の動機に立つ小説は、面白くなく、「駄作」なんだってさ…

 こんな話もあるそうだが:レフ・トルストイはなぜ家出したか? | 平和統一聯合 真相は夫婦喧嘩らしい。 

 本書によると、「面白い」の反対は、「退屈」だと。ググったらこんなんも見つかったが:「おもしろい」の反対語は「つまらない」じゃない? ちょっと意外な日本語のヒミツ3選 | ダ・ヴィンチニュース*1

 という訳で、だいたい読んだが、明日返しに行かねば…台風はそれたようだが。

 

*1:でも、否定語をつけて反対だ、と主張するのは反則だと思う。