図書館で、いかにして民主主義は失われていくのか - た-くんの狂人日記の隣にあったので、手を出してみた。
著者は故人か…:wikipedia:斎藤文男
議会は存在する民意の反映ではなく、民意をつくり出す機関
こんな表現もあるんだ:引かれ者の小唄 | 会話で使えることわざ辞典 | 情報・知識&オピニオン imidas - イミダス
wikipedia:有斐閣の法律用語辞典(第三版)では、「多数決」の項はこうなってるそうだ。
団体ないし集団の意思決定をその構成員の多数の意見によって行うという原理又はこの原理によって団体ないし集団の意思決定を行うこと。多数決原理は民主政治の基本原則であるが、十分な討論が前提とされる*1
表題の問いは、wikipedia:民主主義とは何か、ということでもあるんだと。
記憶にないなぁ。
wikipedia:竹下登がwikipedia:日本社会党の言い分を三分の一聞いてやれば、うまくいく
とか言ってたんだとか。
wikipedia:職業としての政治でwikipedia:マックス・ヴェーバーがいうには、
政治とは、情熱と判断力の二つを駆使しながら、堅い板に力をこめてじわっじわっとと穴をくり貫いていく作業
と例えてるんだと。
だってさ。特に司法は力の支配に代えて、「法の支配」を確立する点で重要なんだと。
およそ権力を有する人間がそれを濫用しがちなことは万代不易の経験である
wikipedia:ハンナ・アーレントは、多数決を「技術的工夫」と呼んでたんだとか。
これもいろいろありそう…wikipedia:人権
哲学、宗教あるいは科学におけると同様に、政治におけるすべての「正しい」考えは、さいしょは、少数派の考えだった
wikipedia:それでも地球は動くって奴か?
多数投票(多数決)という考えじたいが、抽象化と疎外の過程に役立っている
だそうだ。何のこっちゃわからんが…
一版に投票行動は、理性的というより情動的
また今や、議論は公開の議場ではなく非公開の委員会でやられたりするしね…
wikipedia:国民投票も、使い方を誤ると危険だそうだ(本書にあったのは、国民投票が民意の表明ではなくwikipedia:ヒトラー内閣の信任投票になってしまった、という話。この辺?:総統/フューラー)。
wikipedia:アマルティア・センの「立法の道」とか言われてもわかりません…
最後は、wikipedia:民主主義は制度ではなく運動(だ)、とのことでした。
という訳で、何とか読み切った。