た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

デジタル時代の「人間の条件」、など

デジタル時代の「人間の条件」

 図書館で見かけて。

 書名はwikipedia:人間の条件にヒントを得て、みたいだけど。なんで、wikipedia:人間の条件を読んでおいた方が理解は深まるんだろうな。オラ、読んでないし、コロナが落ち着いてくれんことには古本屋に探しに行くのも難しく…(落ち着いたとして、行く気になるか、という問題はあるが)

 アルゴクラシ―*1という語もあるそうなんだが、ググってもようわからず…Googleを使うからか?と思いYahoo検索をしてみても、見つかるのは(ググってもヒットする)これくらい:民主主義を壊したのは、邪悪なアルゴリズムではない | WIRED.jp

 wikipedia:スマートフォンwikipedia:モノのインターネット(IoT)の代表例だそうだ。確かにそうか。

 で、本書の問題意識は、

デジタル化は、人びとの生活を変えるとともに、人間のより深い部分への何らかの影響を与えるということはないだろうか

とのこと。人間は道具とともに変わるものだそうだから(“人機一体”で人間はどう変わるのか「人間拡張工学」がもたらす新しい世界 | Going Digital インタビュー(1/3)|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー)、当然そういう面もあるでしょうねぇ。終わり。

じゃ面白くないので、一応最後まで読んだ。

 こんな項目もあるが:wikipedia:2020年アメリカ合衆国大統領選挙における郵便投票不正疑惑(記事:「大統領選の不正投票疑惑」いまだ真相が報道されない本当の理由 集計システムと民主党を結ぶ点と線 | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン))、wikipedia:インドネシアでもなんかあったそうだね:(2019年インドネシアの選挙)ポスト・トゥルース時代の政治の始まり――ビッグデータ、そしてAI(岡本 正明) - アジア経済研究所

 wikipedia:ネットワーク外部性

 こういう学問もあるそうだ:wikipedia:社会科学の哲学 なんて、事実と価値は区別して扱わんとならんのだと。そらそっか。

 キチガイだから揚げ足とる。

かつては公園やカフェ、集会所といった場所で直接会って…

そういう時代にあったのはカフェじゃなくて喫茶店じゃ!(個人的には)カフェと喫茶店て似て非なるものだと思うんだが。ほら、ヨミウリの記事にもある:似て非なるものだった100年前の「喫茶店」と「カフェー」 : ちょっと前はどうだっけ? : Webコラム : 読売新聞オンライン

 で、本書のモチーフになったwikipedia:ハンナ・アーレントは、人間にとって最も恐ろしいのは「孤立(loneliness)」*2だと考えていたんだって。

 日本人の余暇の過ごし方は、私事性を強くもっているのが特徴なんだって。

 wikipedia:費用についての説明もあった。

 本書で「労働混合説」と言ってたのは、wikipedia:労働価値説のことかなぁ?

 wikipedia:カール・マルクスの理論は、ある種のwikipedia:正義の理論だと考えることもできるそうで。

 こういうのもあるそうで:wikipedia:情報通信技術を活用した行政の推進等に関する法律(略称:デジタル手続法

 今や裁判所もオンラインで手続きできることが多くなっているんだと:オンライン手続き | 裁判所 だから?こういう話:AIは法務の仕事を奪うのか? 契約業務におけるAIの到達点と導入時の4つのフロー - BUSINESS LAWYERS とかこういう話:20XX年、「弁護士ロボット」は実現するか | 新潟で顧問弁護士をお探しの方は弁護士法人 一新総合法律事務所へ も。

 wikipedia:法人のように、「電子人」というものを認めるか、という話もあるそうで:ロボットに「電子人」という法的地位を認めるか - 塩原俊彦|論座 - 朝日新聞社の言論サイト オッサン的には、濁点をつけるとwikipedia:電子戦隊デンジマンにナッチャウヨ、とか思うんだが…

 wikipedia:富wikipedia:財産の違いの話もあったが、オラようわからんかった…

とあるキーワードでググると、こんな記事ヒットした:アーレント『人間の条件』を解読する | Philosophy Guides*3 だから、世間でよく言われる労働か余暇か、という二分法は、単純化しすぎ(あるいは近代が生み出した錯誤)なんだと。

 wikipedia:能力の社会的構成説

 労働中心主義は近代の産物だそうだ。

 「余暇社会」なんていう語もあるそうなんだが、ググってもヒットするのはこんなPDF:余暇の社会科学(PDF)

 wikipedia:社会生活基本調査 wikipedia:余暇も消費型~と参加型~に分けられるそうだが。

 こんなんも参照してた:余暇生活の研究 - 国立国会図書館デジタルコレクション

 wikipedia:加速主義(本書で出てきた語は「加速社会」だが。)

デジタル化された公的領域が現代社会に生じることで、私事的なものにとどまらない、より多様な余暇社会が到来することを期待できるのかもしれない

 wikipedia:アルゴリズム

 wikipedia:アリストテレスはこんなこと言ったそうで:社会・政治 その11「人間は政治的動物 アリストテレス」

 インターネットの匿名性の話で、これまたwikipedia:ハンナ・アーレント曰く、

「正体」の付着していない活動は無意味である

だそうだ。

人間は、人間によって作られたデジタル技術という人工物に条件づけられており、その中で生きていくしかない

 wikipedia:アローの不可能性定理 wikipedia:破産者マップ事件*4

社会現象や価値について、その意味や本質とはなにかを少しでも深く考える取り組みが、社会科学の最も重要な作業

 続いて…

地下の勇士たち

 そえば従兄が北海道で下水道の仕事をしている(はず)なんで、手を出してみたんだが…

 要は管清工業株式会社の本っぽい。

 さらには予約も入ったんで、読みかけ放置で…

 読みかけ放置をもう一冊…

私はいま自由なの?

 出版社の記事:私はいま自由なの?(一般書/単行本/社会/) 柏書房株式会社

 wikipedia:自由

ノルウェーでは、自由とお金は切っても切り離せない関係にある

 ノルウェーに限った話ではないと思うが。

 google:女性の抑圧

仕事と家庭は別々の世界ではなく地続きであって、日常の中で複雑に絡まり合い、混在するものだ

 ノルウェー政治のキーワードは、かつては「平等」だったが、今は「(選択の)自由」になったんだと。

住宅ローンをはじめとした借り入れの仕組みによって、社会経済は成り立っている

 wikipedia:オップラン県の長期療養者への調査では、男性は仕事で、女性は私生活で病気になるんだとか。まぁ一般化するのは危険だろうが。

 ノルウェーでは、今やwikipedia:新自由主義wikipedia:社会民主主義の一部とされたりするんだとか。正反対にも思えるが。「狡猾にも」とあったから、なんか事情があるんだろうな…

 というわけで、読んでるヒマもあまりなさそうだし、第1章を読んだところで読みかけ放置…

 

*1:本書では、アルゴリズムによる民主主義の意と。

*2:後ろの方ではむしろwikipedia:孤独の意に近い、と語ってたが。

*3:この記事で活動力となってるところは、本書ではアクティビティとカタカナ書き。

*4:新聞・テレビなし時代(今もだが)だから、知らんかった…