た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

事故の哲学

うーん、また最初の行を消せないorz 

事故の哲学 ソーシャル・アクシデントと技術倫理 (講談社選書メチエ)

事故の哲学 ソーシャル・アクシデントと技術倫理 (講談社選書メチエ)

 

一応、事故は「人工物」が介在し、(自然)災害は純粋に自然の力によって引き起こされるものだ、と定義できるそうだが、科学技術が進歩した現代では複雑な人工物はある種の自律的なとも見なせ、 結果(終章のタイトルにもあるように)事故も「天災」化しているんだそうだ。

なんで、副題にあるように著者は「ソーシャルアクシデント」なる概念を考えたようだけど、ググっても本書の記事ばかりヒットするところを見ると、まだそれほど浸透してないのかな…個人的には大いに首肯させられたんだが。

科学技術は今現在も進歩しているが、事故はなくなっていない。 

 むしろその規模は大規模化している、ともいえる。

wikipedia:組合せ爆発

wikipedia:水道哲学

wikipedia:複雑系科学

このようなものに対する実用工学は複雑系の研究の一要素に含まれざるを得ない。 

 この辺の記事は、【あとで読む】?

「お仕置ブレーキ」とかいうのもあるそうなんだが、ググってもヒットするのは有料記事…なんでよくわからず…

個体としての人工物の安全性向上は考えることは可能だが、一般論としての安全性の向上について語るのは、多様な条件をどう考慮するかということと関わって、非常に難しいのである。 

 まぁ、「非常に難しい」というのは逃げの言葉のように感じるから、わざわざデジタル書き抜きする価値はないかもしらんが。

で、これからの時代、「老いたテクノロジーとの共生」が問題になるだろう、とのこと。

で、人間の造ったものはコントロールできるはずだ、というのは幻想に過ぎないそうだ。複雑になるにつれ部品数も増えてすべてをコントロールするのは不可能になるから。それはそうかもしれないね。

こんな話もあるそうだ:原因は席の形状? 足の投げ出し、設計でマナー改善|エンタメ!|NIKKEI STYLE 次乗る機会があったら、気を付けてみよう(以前乗ったことがあったと思うが、その時は気付かずorz)。

wikipedia:欠陥は三つに分けられるそうだ:欠陥はどのような場合に認められるのか - BUSINESS LAWYERS

 なんかこーゆーのもあるみたいだが:炊飯器で作るビーフシチュー : yomiDr. / ヨミドクター(読売新聞) (想定外の使い方をすると)炊飯器が痛むんでないのか?まぁ(今の時代は)想定外の使い方もある程度想定されてるのかもしらんが。

エンジニアは限定合理的であり、人工物の複雑性とその作用を完全に把握・予想する ことは不可能

 だから、事故は無くならないんだと。

そーえばこんな本もあったか:続々 失敗百選 - た-くんの狂人日記

wikipedia:営団日比谷線中目黒駅構内列車脱線衝突事故

フールプルーフとは - IT用語辞典 e-Words

これはやっぱり(一応)読んでたか:交通事故はなぜなくならないか - た-くんの狂人日記

wikipedia:安全第一は(人によっては)自明ではないそうだ。

wikipedia:設計にも種類があるそうだ:意匠設計と構造設計の違いとは? 業務内容・資格などを詳しく解説 | 建築技術者のための資格・職種ガイド | 建設転職ナビ

これは[あとで読む]?マトリクス組織のメリットと問題点|組織構造の種類と失敗例 – 福利厚生のRELO総務人事タイムズ

 こんなのもあるそうだが【あとで読む】:「ホンダ流ワイガヤ」実践のコツと方法を、元ホンダ 本間 日義氏にインタビュー |ビジネス+IT トヨタ流は対照的と記述されてたが。ググってもこれまた有料記事なんで…

この話も:失敗事例 > スペースシャトル・チャレンジャー号の爆発

この辺も【あとで読む】:特別リポート:東芝傘下のWH、破たん招いた新型原子炉の誤算 - ロイター

wikipedia:タイタニック号沈没事故の頃は通信は安全のためではなくお金持ちのお客さんのためのものだったそうだね。wikipedia:海上における人命の安全のための国際条約で変わったようだが。

人間の注意力には限界がある。ミスは個人の根性でなくせるものではない。そこで、安全なシステムを構築することが必要になる。 

 こんなのもあるそうだが:2019 特許・情報フェア&コンファレンス

こんあのもあるらしいが:コマツ 大橋徹二社長が描く「未来の建設現場」、IoTで何が変わったのか |ビジネス+IT

人工物とともに暮らすことは、 様々な管理の複雑性を受け入れざるを得ない社会に生きるということになる

 wikipedia:カーボンナノチューブ

カーボン・ナノチューブ技術を用いた製品は、アスベストに似た健康被害を及ぼす可能性がある 

 人工物であっても、必ず個物化するもんだそうだ。これはいわゆる当り外れってことかな?

安全規制とは、行動を事前に規制することによって社会の安全を確保しようということ――「予防」規制である 

 そうだ。

こんなのもあったそうで:wikipedia:コメット連続墜落事故

車線の幅が50cm広がると平均時速は5km/h上がるんだそうだ。

こんな本もあるとか:モータリゼーションの世紀 - 岩波書店 この前図書館で見かけて借りてきた。なんで、そのうち読む。

2次衝突とは何? Weblio辞書 ということは、オラの障害の原因もこれだな。

wikipedia:リステイトメント

wikipedia:自由意志の話も少ししていた。これまたいろいろな意見があるようだけど、とりあえず(あとで)これでも読んでみるか:「自由意志」は存在する(ただし、ほんの0.2秒間だけ):研究結果|WIRED.jp

こういう話もあるそうだ:事故調査における免責制度の導入について

wikipedia:過失も義務違反と抽象的過失があるんだとか。でも人工物が複雑化している現代、「責任者」を探しても見つからず、自然と同様所与のものと考え、その対処を考えてゆかねばならない時代になりつつあるんだとか。

wikipedia:科学的実在論

wikipedia:工学の基本分類は設計、製造、メンテナンスだそうだ。

これもあとで読んどきましょ:「サプライヤー」の意味とは?メーカーとの違いや対義語も解説 | TRANS.Biz

技術がサービス化するということは(中略)製造者とか事業者が私の所有物に介入せざるを得ない 

 wikipedia:技術は進歩する、というより、蛇行するものだそうだ。

こういう話もあるそうだ:技術者倫理と公衆に対する責任

という訳で、たまに畑違いの分野の本を読むのは面白いんだけど、感想書くのは疲れるねorz(知らないことが多いから)