た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

死刑のある国で生きる

 ある日の返却本だっけ?

 出版者の記事:宮下洋一 『死刑のある国で生きる』 | 新潮社 対談記事も:宮下洋一 『死刑のある国で生きる』 | 新潮社

 よく見たら、著者はこの辺安楽死の問題を扱っていて、んじゃwikipedia:死刑の問題も取材してみよう、ということのようで。

そこ(死刑)には「尊厳」が感じられなかった

 登場人物の名をググると、本書の記事ヒット:妊娠中の妻や5歳の娘を惨殺し火を放つ…そんな米死刑囚が執行直前に日本人ジャーナリストに語った"本音" 「死刑はもっと凶悪な犯罪のためにある」 | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)

 こんな話もあったんか:トランプ氏、死刑執行を次々と命令 任期終了を目前に - BBCニュース 合計13人だそうだ:連邦政府 過去半年で13人に死刑執行 : アムネスティ日本 AMNESTY

 (アメリカでは)ファーマン判決とグレッグ判決というのが死刑に関して注目を集めたんだと:アメリカ合衆国内において、死刑を宣告され、その後、無実が判明した人は、何人いるか? | ひかり総合法律事務所

 刑務所では、やりたい時にやりたいことを自由にできないことが不便なんだと。僕は、入院中にも似たようなことを感じた記憶がある…集団生活だから、とか何とか言われたように記憶するが。

 wikipedia:コービー・ブライアント 登場した死刑囚は「突然の死去」を知らなかったのが著者には衝撃だったようだが、オラも知らんぞ…そもそもあまり興味もないが。

 オラが耳にしたCoEはこれ:wikipedia:21世紀COEプログラムだが、これもCoEだと:wikipedia:欧州評議会

 こんな記事もあったが:腐り始めた「人権大国」フランスの魂|ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイトwikipedia:フランスにおける死刑 廃止はそんなに古くはないんだと。苦情や不満を述べるのは「壁に向かって独り言を言うに等しい」そうだが。

犯罪とは、衝動的であったり、抵抗せざるを得なかったり、精神的なバランスを崩していたりする時に起こるものなのだ

この人の言だが:死刑廃止実現したバダンテール元仏法相死去、95歳 ギロチン処刑立ち会いで廃止運動の闘士に - 産経ニュース*1

死刑廃止のためには、国民の反対を押し切ってでも、国家の異常な刑罰を停止させようとする政治家の「情熱」と「勇気」が必要である

 wikipedia:サルバドールの朝wikipedia:カリモーチョ

 教育刑論ってーのもあるそうだ:刑の現状 | kagaisyasien*2 こういうのもあるそうだが:話題の『ムショぼけ』が描く出所後の悲哀と希望(1/2ページ) - 産経ニュース

 wikipedia:パンプローナ牛追い祭り

 ある章のタイトルが「死刑の首都にて」というから、wikipedia:北京市かどっかの話かと思ったら、wikipedia:ハンツビルの話でした…:死刑囚の家族「自分の経験を伝えてもらいたい」 - SWI swissinfo.ch 偏見持っちゃいかんね。

 色の名前か:テラコッタとは-ファッション用語辞典・解説|Niau【ニアウ】 基本欠食児童のオラは、食べ物か、と思った…

死刑が抱える難しさは、処刑後の遺族の感情にある(と思い始めていた)

別な箇所では、

死刑とは、その国や州を構成する社会の縮図

とも。

殺人事件というものは、自分という内的因子と、環境や境遇といった外的因子との組み合わせによって生じる化学変化のようなもの

 心タンポナーデ (しんたんぽなーで)とは | 済生会

 本書に登場した弁護士は、

死刑は、国の正義を満たすためだけにやっているのか

と言いたくなる、と吐露していた。検察官も、起訴前後では人格が変わるんだって。起訴前は非常に合理的でも、起訴後になると、事実を歪曲してでも有罪の方向へ動こうとすることさえあるとか。

 wikipedia:裁判員制度については、

裁判員に提出されるデータが限られることが深刻な問題です。限られたデータによって事件が単純化された時点で、もはや真実はわからなくなっている

とのこと。始まる前は一定期間後に見直しする、とかいう建前だったように記憶するが、その後どーなったんでしょーねー(棒読み)。

 解離性障害とは 基礎情報・支援情報 | NHK ハートネット(健忘)

 「わ、痛そう!」は、共感する神経細胞が働いていた|プラスコラム| +Wellness プラスウェルネス

 wikipedia:死刑は、「理屈だけだと、維持する理由はあまりない」とのこと。

 本書で引用されてた談話はこれか:日本弁護士連合会:米国の連邦レベルでの死刑の執行停止を受け、あらためて日本での死刑制度の廃止を求める会長談話 その後似たような談話も何回か出ているようだが。また、日弁連も一枚岩ではなく、死刑廃止派の弁護士も死刑維持を主張する弁護士もいるようだけど。

犯罪者になるかどうかは紙一重で、運命や境遇など自分の意思だけでどうにかなる問題でない(ことも時にはある)

 本いろいろ:死と生きる: 獄中哲学対話それでもあなたを「赦す」と言う——黒人差別が引き起こした教会銃乱射事件 (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズIII)

 wikipedia:弦月

弓張(ゆみはり)ともいう

 著者も、関西の気質は(著者が拠点とする)スペインに似ている、と感じたそうだ。ググったらこんな記事もあったけど:関西人の謎を解く書。関西人って、スペイン人にも似てるなぁ… | ダ・ヴィンチWeb

 知らにゃかった…(でも見かけたことはあったかも):wikipedia:リヤドロ(人形)

 著者は、wikipedia:2022年ロシアのウクライナ侵攻の影響で、日本から(拠点の)スペインに戻るのに、アメリカ経由(東回り)で帰らざるを得なかったんだと。

 警察の正当防衛でない射殺事件:wikipedia:瀬戸内シージャック事件 wikipedia:長崎バスジャック事件 wikipedia:三菱銀行人質事件

 知らニャイ…:wikipedia:ミストラル これも…:日本人が知らない「バクラヴァ」銀座に登場した訳 従来菓子にない斬新さ「中東菓子」の魅力とは | 食品 | 東洋経済オンライン

 こうなんだと:パリ 日本大使館近くで銃撃事件 場所おかまいなしになってきたパリの治安|パリのカフェのテラスから〜 フランスって、ホントはこんなところです|World Voice|ニューズウィーク日本版

 こういう映画も:wikipedia:スティルウォーター (映画)

wikipedia:マルセイユの)実態に近い現実が、生々しく描写されている

 こんな事件もあったとか:職質中の警官を車で引きずる 殺人未遂容疑で逮捕 東京・八王子:朝日新聞デジタル

 で、取材を通じた著者の結論としては、

重大犯罪に手を染めた者たちが、「よりよく生きる」ためにも、極刑に向き合うべきだ

とのことでした。

 んじゃ次は、(左翼の狂人としては)wikipedia:日本弁護士連合会*3の主張に沿った本でも読んでみるか(機会があれば)。 

 

*1:消えた時の保険:wikipedia:ロベール・バダンテール

*2:まぁ今の時代wikipedia:裁判員になる可能性もないとは言い切れないから、勉強しておいて損はないね。

*3:一枚岩ではなさそうだが。つまり、死刑に賛成する弁護士も少なくないようで。