た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

「心は遺伝する」とどうして言えるのか

 ある日の返却本?

 出版社の記事:書籍詳細 - 「心は遺伝する」とどうして言えるのか - 創元社

 双子がモチーフの神話、文学、映画、マンガは数多いが、絵画は少ない(ような気がする)と語っていたが、Google先生にきいたらいくつかはあるみたいだぞ:google:双子 絵画

 wikipedia:相関係数ってーのはwikipedia:フランシス・ゴルトンが初めて言い出したらしい:平均への回帰、相関係数―統計学史(2) | ブログ | 統計WEB

 こういうのもあるとか:双生児研究 – 東京大学教育学部附属中等教育学校*1

 ハーンスタイン&マレイ『ベルカーブ:アメリカ生活における知能と階級構造』(1994) - 山形浩生の「経済のトリセツ」

 「ジェンセン事件」とか「バート事件」とか、ググってもよくわかりません…ベルカーブ論争は見かけたかもしれないが(ググるとこんなんヒット:ハーンスタイン&マレイ『ベルカーブ:アメリカ生活における知能と階級構造』(1994) - 山形浩生の「経済のトリセツ」)。

 遺伝子|キーワード解説|応用生命科学科|学科紹介|生命科学部・大学院(生命科学研究科)|東京薬科大学 の数は23,000でFinal Answerか。そえば昔(wikipedia:ヒトゲノムの解読完了前)は10万とかいう数字が取り沙汰されてた記憶も。もっとも、これに関するオラの記憶は発狂をまたぐんで、信頼性に欠けるが…

 geneは、日本語だと遺伝子と訳されるが、中国語だと基因と訳されジーンと発音されるそうだ。Google先生に聞いてみたら確かにそうなった。

 こういうのもあるんだと:第4回 国際双生児レジストリネットワーク会議 | 大阪大学大学院医学系研究科附属ツインリサーチセンター(双子レジストリ

 ローマの建国者も双子、という伝説なんだ:wikipedia:ロームルスとレムス

 こういうのも:双胎間輸血症候群TTTS: twin-twin transfusion syndrome - 日本胎児治療グループ

 Wikipediaには記載がないようだが、wikipedia:双生児*2の出生の時間差のギネス記録は87日差だそうだ。非公式には95日という例もあるとか。

 こういう言葉もあったとか:畜生腹【ちくしょうばら】の意味と例文(使い方):日本語表現インフォ

 双子のチンパンジーの話も:wikipedia:高知県立のいち動物公園 世界的にも珍しいんだと。チンパンジーと言えば、僕が思い出すのはこれだなぁ:糞を投げるチンパンジー!なにか理由は見られるの? | チンパンジーのすごい生態 でも、チンパンジーには「ふたご」という概念が無さそうなんだって。

 wikipedia:ジャン=ポール・ベルモンドwikipedia:シルヴェスター・スタローンwikipedia:若林豪って似てるの? 

 確かにジェットコースターの恐怖と肝試しの恐怖は違うね。と思いググると、著者の記事が:(2ページ目)ジェットコースターと肝試し、怖がる“遺伝子”は別 科学の知見から覆す遺伝への先入観 | AERA dot. (アエラドット) 

 そっか、訓読みすればわかるか:「時偶」=じぐう…?漢字は知っているのに読めない言葉4選 本書では「ときおり」なんて説明してたけど。

 人類学の用語か:wikipedia:参与観察 じゃ、教職課程で見かけたような記憶があるのは、記憶違いか…

 ムズカシイナァ:間主観性とは何かーフッサール|意味をわかりやすく解説

 一番下に本書の姿が:慶應義塾双生児研究 Keio Twin Study

 心の働きを数値に置き換えることは専門家でも批判する人が多いんだと(「認識論的誤謬」を生む、と言われるそうだ)。そらそうやろな。

 これまたムズカシイナァ:知能とはなにか?:スピアマンの一般知能と特殊知能

 「対差」ってーのは双子研究でよく出てくるの?:ふたごの成長と発達

 生物統計学の紹介 | 名古屋大学大学院医学系研究科生物統計学分野 祖はwikipedia:フランシス・ゴルトンだそうだ。wikipedia:ロナルド・フィッシャーが確立した分散分析の考え方も重要なんだと。

 統計分析を理解しよう-よく使われている統計分析方法の概要- |ニッセイ基礎研究所

 なんかググったらヒットしたんだけど:統計分析を理解しよう-よく使われている統計分析方法の概要- |ニッセイ基礎研究所

 これも:パス解析とは?共分散構造分析との違いもわかりやすく解説-GMOリサーチ(パス解析の例の図に似たのが本書にあったから、言ってることは多分同じでしょう。)

 (よく見たら)また著者の記事だ:第2回「遺伝子は『不都合な真実』か?」(2) - 日本子ども学会 ~子どもたちの健やかな成育環境づくりを支援します~(行動遺伝学の三原則)10大知見の方は、提唱者の記事は見つかったけど:行動遺伝学者ロバート・プロミン「子供の成功には、親も学校もあまり関係ありません」 | 「何冊本を読み聞かせても読解力に影響は出ない」 | クーリエ・ジャポン 10大…の中身は見当たらず…でもデジタル書き抜きするのははばかられるなぁ…まぁいいや。=得意の放置プレイ…

どんな形質も何らかの環境の影響を受ける

なんで、遺伝で100%決まる、はあり得ないんだと(あるいは遺伝0%も。例えば方言も、引っ越した後に方言を残すか捨てるかには遺伝の影響があり得るんだとか)。

人間の頭は思ったほど賢くなくて、いっぺんに2つの要因を同時に考慮することが難しいらしい

だから、遺伝で(あるいは環境で)すべて決まるのような単純な言説に惑わされるんだと。

 wikipedia:ポリジーン遺伝なんてーのもあって、wikipedia:優生学は(現代の目から見ると)そもそも理論的に破綻してるんだとさ。

 いわゆるgoogle:失われた遺伝率とかいうのはわからん…ググるとチラホラヒットはするが。

 こんなのもあるんだ:ポリジェニックスコアとは | ユーグレナ・マイヘルス

 そえばwikipedia:精神障害の診断と統計マニュアルでは、遺伝の影響はどの程度考慮されてるんだろう?ゲノム医学?の進展でまた書き換えられたりするのかな?そもそももう10年経つから、そろそろアメリカ精神医学会は新版の作成を考えてたりするんだろうか?とりあえず5-TR*3が出てる模様…

(前略)学習すればするほど、環境によって遺伝的素質が薄められるのではなく、むしろ環境を介して自らの遺伝的素質を形にしていくようである

 

百まで続く三つ子の特徴もあるが、その後新たに発現する遺伝的要因の影響がかなり大きい

 

その人を取り囲む環境もその人の遺伝子の発現した延長された表現型である

そういう(自分にとって好ましい)環境を選ぶ、ってことみたい。

 こういう話も:雨男・雨女の特徴や科学的根拠はある?伝説級の雨男が調べてみた!|ちかどころ 雨が降りそうなのに外出するのを厭わない遺伝子はあり得るだろう、とのこと。そうじゃなくて、(オラの場合)あらかじめ予定が入ってる時に限って雨が降る(ことが多い)んだが…きっとこのセンセー(wikipedia:安藤寿康)、雨男じゃないね(雨男なら、その苦悩がわかるはずだから、そんな突き放した言い方はしないはず)。

科学的研究は芸術作品とは異なり、個人的営みではなく、科学者の集団的営みである

 wikipedia:ピグマリオン効果 本書での記述は

確実な効果があるとは言えない(効果なし)

だそうだ。これか?:ピグマリオン効果とは?嘘だといわれる理由、ビジネスで活用する方法と注意点HRコラム

 そえばこんな話も昔見かけたかな?記憶に薄いが…:ほぼ日の学校新講座 「ダーウィンの贈り物Ⅰ」がはじまる! - ほぼ日刊イトイ新聞(三毛猫の話)

 ロバと馬の交配種「ラバ」や「ケッティ」はどんな動物!? | 生き物NAVI

 なんかググったらこんな記事があったが:「夜型」の人が努力しても、決して「朝型」になれない:遺伝子研究で明らかに | WIRED.jp 本書ではwikipedia:エピジェネティクスな変化があるので、遺伝だけでは決まらないって話だったぞ?実際、僕は(父に言わせると)事故前は夜型だったが、事故を経て退院後は(超)朝型になったぞ。単にトシ食っただけだ、という説はあるが…

どんな形質も何らかの環境の影響を受ける

 ロバと馬の交配種「ラバ」や「ケッティ」はどんな動物!? | 生き物NAVI

 wikipedia:知能指数とお金は、大きいほど良いと思う人が多い点で似たような面があるんだと。

 双子の遺伝子――「エピジェネティクス」が2人の運命を分けるは、昔図書館で見かけたような気もする。というか、何回か読みかけてはいるようだ:双子の遺伝子 - た-くんの狂人日記

 でもこういう遺伝か環境か、という話は、単純な結論に飛びつくのはダメらしい。最後で強く戒めていた。

 てな感じで一応完読かなぁ。

 

*1:名付けてふたご学校、とのこと。

*2:Wikipediaからの引用もあったが、発育…の前に「発生」を加えた方が良いようだ。

*3:5改だね。