た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

ジェンダーと脳

 ある日の返却本だっけ?

 ちょっくらググってみたらこんな記事:NHKの「ジェンダーサイエンス」という番組で、ほとんどの人が「男女モザイク脳」であること、誰もが性的マイノリティの「素質を持っている」ことが示されました | Magazine for LGBTQ+Ally - PRIDE JAPAN がヒットしたけど。っていうか、HONZの記事もあった:『ジェンダーと脳──性別を超える脳の多様性』 女性的な特徴と男性的な特徴が入り混じったモザイク - HONZ

期待どおりの結果が得られないと、科学者は結果の解釈を変えるか、実験手法を改めて「よりよい」指標に切り替える

 こういう研究でも、「性差なし」はわざわざ論文にはされないことが多いそうだ。何とかバイアスっていうんだよな。wikipedia:確証バイアスで良いのかな?むしろ報告バイアス?

ヒトの脳―さらに心理学的特徴や行動の特徴―はモザイクであり、男性によく見られる特徴と女性によく見られる特徴があるだけなのだ

 

脳は私たちの行動を変えるが、私たちの行動もまた脳を変えるのだ

 こういう話でよく見かける「脳の可塑性」は、

経験に応じて変化する脳の能力

だそうだ。

 分界条床核(wikipedia:性差の神経科学)って、(英語だと)舌を嚙みそうなの?たーくん、少しは英語が関わる世界から足を洗ってはやウン十年、全くわからんわorz

ヒトの脳は女性的な特徴と男性的な特徴からなる唯一無二のモザイクで、そのモザイクは一生を通じて変化し続け、そのパターンは万華鏡の色付きピースのように融通無碍に変化するのである

 男性も「産後うつ」になるそうだ:超協力的な「34歳父親」が"産後うつ"になった原因 女性より遅い「産後3~6カ月」の発症が最も多い | 健康 | 東洋経済オンライン

 wikipedia:J・K・ローリングペンネームの話)

 “才能”という罠 - 日経サイエンス

 こんなこともあったのか:【寄稿】なぜ私はグーグルを解雇されたか - WSJ→登録しないと全く読めないね…確かこの話:「女はエンジニアに不向き」と主張したグーグル社員、「一線を越えた」と解雇か - CNET Japan

 11月30日 ハイエナは女系社会か?(11月19日号Nature Ecoloty & Evolution掲載論文) | AASJホームページ

 こういう本もあるらしいんだが、邦訳は無し?:テストステロンレックス- Any百科事典

 こういう人もいるそうだ:wikipedia:コンチータ・ヴルスト

 LGBTの種類を一覧で解説。アメリカ版Facebookには58種類の性別がある。 | 自分らしく生きるプロジェクト 本書では、最後に確認したときは71種類あった、とされてたが。

 (この件に関して)日本が遅れてる~のは間違いないか:性同一性障害者特例法 世界から改正を求められる | Human Rights Watch

人間の本質は2つのうちどちらか、つまり女性か男性かという枠組みではとらえ切れない(ということを示している)

そのあとでは、「ヒトの性質はきっぱり二つの類型に分けられるものではない」とも。

 スウェーデンのこういう話も:スウェーデン語の新たな代名詞「hen」が歩んだ道のり|北欧語書籍翻訳者の会

 wikipedia:ジェンダーフリーというのは、性による差異がない、ということではなく、差異があっても個人にとって問題にならない世界、ということだそうだ。

 ピンクが女の子の色になったのはいつ?|カルチャー|ELLE[エル デジタル] これも関係ありそうなのでリンク:色彩とジェンダー|調査情報デジタル

 「父親が育休取ると子の偏差値があがる」って本当? - 日本経済新聞

最大の特権は、自分が特権を享受していると知らないことにある

 最後に主張してたのは、性別が利き手の差と同じぐらいに感じられれば、ということでした。その道のりは長そうだなぁ…まぁ、著者に言わせると僕は特権を享受している側の人間なんで、聞く耳持ってもらえないでしょうが。でもいつだったか、hatenaで、女のことに口出さないで、みたいなこと言われたことがあったけど、その時僕は「同じ人間として…」と答えたら、返事なかった(と記憶する)が、そういうことじゃないの?