た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

キッチンの歴史

 図書館で見かけて、だったと思うなぁ。

 出版社の記事はこれか:キッチンの歴史[新装版] :ビー・ウィルソン,真田 由美子|河出書房新社

 どうやら、旧装版は図書館背取り?で見かけてたようで:キッチンの歴史 - た-くんの狂人日記 その分厚さにひるんだ記憶もある、ような気もする。

 wikipedia:カトラリーとか知りません…訳注でもつけてくれたら良いのに。これも知らんし:wikipedia:チキンキエフ

 wikipedia:テクノロジーは、使われてナンボだそうだ。使われないテクノロジーは廃れるだけ、と。ということは、やっぱり僕はwikipedia:科学に興味を持って正解だったかなぁ。いや、そもそもそのせいで事故に遭った、とも言えるから(研究室は科学の中では技術寄りの分野だったし)…Final Answer はお迎えの直前までわからんね。

新技術によって得るものがあれば、失うものもある

失われるものは知識であることが多い、そうだ。まぁ確かに例えば、今どき火をイチから点火できる人はほとんどいないだろうね(キャンプマニアなどは除く)。

 あるキーワードでググると旧版の書評ヒット:今日食事をする為に何カロリー使ったか?~加工食品とカロリー・デリュージョン - 毎日1冊、こちょ!の書評ブログ

 こんなの知らニャイ…(一応イタリア風サンドイッチとの説明はあったが):wikipedia:パニーノ

 wikipedia:缶切りが世に広まったのって、wikipedia:缶詰が発明されてから半世紀も経ったあとなんだ。なくても他のもので何とかなるっぽいが:缶切り不要! スプーンやナイフで缶詰を開ける方法があった! | ライフハッカー・ジャパン

 wikipedia:アブラハム・マズロー曰く、「金槌しか持っていなければ、全ての問題は釘に見えてくる」 ハンマー釘病 | embryoだそうだ。

 wikipedia:メルビン・クランツバーグ(第一法則)*1

 ゆでるだけ、の英国風調理法は、wikipedia:エルヴェ・ティス曰く「知的貧困」だそうだ。食えりゃ良いんだよ?

 wikipedia:ローストビーフって

伝統的なイギリス料理のひとつ

なんだ。父が(圧力鍋で自作するのが)好きだったが。その技術、長男は受け継げず…

 wikipedia:鐘状ビーカー文化(本書に出てきたのはビーカー人だが。)

 料理をする時に、アメリカ流は材料の分量をキッチリ計るんだそうだね。:アメリカの計量について – おいしいアメリカ:アメリカ料理レシピと食べ歩き情報満載! ウルサイことを言うと、カップで計れるのは体積であって、その材料の密度によって重量は変わってしまうそうだが(例えば小麦粉なら、計量カップにギッシリ詰めるかふんわり盛るかによって重さは変わってくる=例えば焼き時間も変わってくる)。

 台所の測定手段の良し悪しは、

  1. 正確さ
  2. 厳密さ
  3. 一貫性(科学の世界で言うwikipedia:再現性のことだそうだ)
  4. 交換性
  5. 簡便性

で決まるとか。もっとも、例えば1番目と5番目は相反するが。でも、

料理で最高の尺度は個人の裁量である

例えば僕は*2薄味が好きなんだが、結果レシピの通りに味付けすると、たいてい味が濃く感じられてしまう…

 歴史のある街なんだ:wikipedia:ウィンチェスター (イングランド)

 ヤヤこしいんだよね…wikipedia:ガロン 「歴史」のところにあるが、ワインガロンよりエールガロンの方が分量が多いのは、ワインよりエール*3の方がたいていたくさん飲むからだとか。

 一週間が10日の社会もあったとか:暦Wiki/要素/1週間とは? - 国立天文台暦計算室

1999年末現在、メートル法を採用していない国は世界中で米国、パナマミャンマーの3カ国だけとなりました。*4

 こういうのもあるんでっか:アメリカの母の味、ジョニーケーキで朝食を | レシピサイトNadia 脳内で流れたのはこの曲*5


www.youtube.com

 こういう人もいたとか:wikipedia:ファニー・ファーマー

 (19世紀までの)wikipedia:レシピは料理法を伝授するためのものではなく台所仕事を熟知した者の記憶を補う類のものだったんだと。だから、レシピ通りに作っても、材料の分量が違ったりして、うまくいくとは限らないんだとか。

 ネイサン・ミアボルド曰く、「wikipedia:サーモスタットは期待外れのテクノロジー」だそうだ。でも、そもそも温度をどうやって計るか、は結構難しそう。ググったらこんな記事はあったが:温度とは? | 温度計測 | 計測器ラボ | キーエンス 学生時代の実験の記憶では、そもそも温度計の基準を決めるのが結構面倒だった記憶があるが。

 wikipedia:スコヴィル値 なんか見覚えあるな、と思ったら、ここで出てきてました…

 こんな話も:ヘストン・ブルメンタール(三つ星シェフ)の絶品フライドポテトレシピ!【地球ドラマチック】 | ━━ Infinite curiosity ━━

家庭料理の使命は…大切なのは狂いのないコントロールではなく柔軟性だ

 こういう言も:名言ナビ - 料理は芸術であり、かつ高尚な科学である。 だから、芸術に重きを置くか科学(wikipedia:再現性*6)に重きを置くかは人(時と場合?)によって違うみたい。まとめると、こうなるそうだ。

(レシピの)数字はきわめて重要だが、数字がすべてではない

こんな記事も見つかったが:料理は科学か、アート(直感)か

 こういうのもあるんだと:wikipedia:真空調理法wikipedia:分子ガストロノミー

 ググってヒットした記事:料理の世界を変えた 25 の創作料理 — Google Arts & Culture「エル・ブリ」に始まった革新的で前衛的な料理 どこまで許される?:朝日新聞GLOBE+

 という訳で、最初に見かけた時に「はじめに」くらい読んでおけば…というのが正直な感想。もっとも、ネットを使えない環境では、wikipedia:カトラリーで挫折していた可能性も大だが…食品偽装の歴史という前著もあるそうなんだが、図書館にはありません…

 

*1:第二法則もあるんだ:「必要は発明の母」であるだけでなく「発明は必要の母」でもある――法則古今東西(29) | 科学技術のアネクドート

*2:京都に約十年住んでいたから、なのかなぁ?

*3:ビールみたいなもんか、と思たら、使てる懐かしいCM ネスカフェ Nescafé 缶コーヒー「サンタマルタ」 - YouTube酵母がちゃうんだと:エールビールとは? | よなよなエール公式ウェブサイト「よなよなの里」

*4:Mikami's virtual class | 計量標準からコピペ。

*5:Jしか合ってない気もするが、思ったもんは仕方ない。

*6:これを無視してしまうと、作るたびに味が変わってしまう。