た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

全国マン・チン分布考

 確か何かで書名を見かけたんだよなぁ。んで、図書館で発掘。

 前著:全国アホ・バカ分布考―はるかなる言葉の旅路 (新潮文庫)(のハードカバー)は実家の書架に鎮座している。

 あ、そうだ。honzに本書の連載記事があるんだよね:【連載】『全国マン・チン分布考』第5回:男根語の試行錯誤

 一方、こんな記事も:放送禁止用語になっている女性器の呼称は、京都で生まれ全国に伝わった"美しい言葉"だった - ライフ・文化 - ニュース|週プレNEWS こういう話を聞くと、wikipedia:放送禁止用語って何なのかなぁ、という気がしてくる。男性器はセーフなのに女性器はアウト、っれいうのは、フェミな方が好きそうなテーマかも。裁判もあったようだが[あとで読む]:ろくでなし子 なぜ女性器だけタブーなのか? 権力による規制に、アートの力で笑いながら疑問を投げかけるアーティスト | 表現の不自由時代 02 | / ARTLOGUE

人は一生に一度は、感動的な名文を残す機会があります

オラはその機会をもう浪費してしまった気がする…

 なんか記念日まで作られたようだが(小ネタの日(4月8日 記念日) | 今日は何の日 | 雑学ネタ帳)、本書によると

「小ネタ」というのは石田ひろきディレクターが会議中に思いつき、1989年5月6日の放送から広く使われるようになった

とのこと。確かに、昔*1はそんな言葉見かけなかった気はする。

 こういう説もあるんだと:【周圏分布】方言周圏論とは【蝸牛考】 | 日本語教師のはま これ自体は、全国アホ・バカ分布考―はるかなる言葉の旅路 (新潮文庫)でも言及していたように記憶するが。

 饅頭の由来はかなり怖ろしい!?「三国志」とお天気と中華まんじゅう(tenki.jpサプリ 2018年01月19日) - 日本気象協会 tenki.jp

 田舎っぺとかの「ぺ」って兵衛ってことなんだって。じゃぁ、カトちゃんペは加藤ちゃん兵衛ってことか。

 wikipedia:桜田淳子

愛称は「ジュンペイ」

 wikipedia:新町遊廓

 団兵衛船とは - コトバンク

 大昔、こんな記事書いてたけど、もともとb音とp音はどちらも破裂音なんで似ているので、よく入れ替わったりするらしい。オラの勉強不足…ハ→ファ→パと変化する例が多いそうだが。

 こうなんだと:知ってた?実は有名人が流行らせた言葉ランキング 2位は「エッチする」|最初はグー(じゃんけんの号令),エッチする,逆ギレ|他 - gooランキング(2位の方ね)*2

 ググっても見当たらん… wikipedia:船場 (大阪市)の商人の間では

*3が溜まれば次に欲しいのが名誉や権威

と言われてたとか。

 難シイナァ:赫奕(かくえき)の意味 - goo国語辞書

 ペニスっちゅうのはラテン語が元らしいが(penis - ウィクショナリー日本語版)、

 こういう本もあるんか:言葉の周圏分布考 (インターナショナル新書)

 これまた[あとで読む]:【古事記の傾向と対策】ホトに始まり、ホトに終わった天岩戸隠れ - タタラで読み解く古事記・女陰の謎 - 神社と古事記

 wikipedia:マラも魔羅なんて無理に漢字に書いたりするのは日本語としての語源からは離れてしまうんだと。wikipedia:南方熊楠

マラは和語である

と結論づけていて、著者も大いにあり得る、と感じているんだとか。

 これまた、難シイナァ:揣摩臆測(しまおくそく)の意味・使い方 - 四字熟語一覧 - goo辞書

 こういう本は気軽にポンポン買えないとイカンっぽいorz:江戸の文人サロン―知識人と芸術家たち (歴史文化ライブラリー)

 wikipedia:麻呂は接尾辞だから、今で言えば太郎くらいの意だとか。

 中つ世とは - コトバンク

 国際日本文化研究センター(日文研)艶本春画*4の聖地なんだと。こういうことらしいんで:ベッドでマンガを読んでるみたい? 浮世絵から江戸の女性たちのリアルライフを想像してみる! | 和樂web 日本文化の入り口マガジン

 という訳で、まぁ楽しく読めました。札幌時代なら、ブックオフで探そうか、という気にもなるんだが、今の生活環境では…(最近一度行ってみたけど、やはり本書は見当たらず…) あ、でも最後に架空のドラマがあったんだが、そこでの探偵局長(に当たる役どころ)はwikipedia:西田敏行なんだけど、オッサン的にはwikipedia:上岡龍太郎に再登板させてほしかったなぁ…

 

*1:昔話をするようじゃぁ、もう若くはありませんなぁ…

*2:どんくさいおかんがキレるみたいな。: 方言が標準語になるまで (新潮文庫)で詳述されてる、とか。

*3:かね

*4:笑い絵とも呼ばれた、とか。