- 作者: 西尾漠
- 出版社/メーカー: 緑風出版
- 発売日: 2012/12/21
- メディア: 単行本
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元は2005年の本:どうする?放射能ごみ―実は暮らしに直結する恐怖 (プロブレムQ&A)で、それのwikipedia:福島第一原子力発電所事故 を受けての増補改訂版。
放射能レベルの比較的高い低レベル廃棄物なんてあるそうだ。*1高いんだか低いんだか…つまりは、高レベルとか低レベルとかいうのは日本独自の区分けらしい。
そーえば先日「科学的特性マップ」とかいうのが公表されたけど*2、これ、なんか条件に合わせて地図に色塗っただけの代物(要するに子供だまし*3)に思えたなぁ。こんな記事も:核のゴミ処分候補地マップ 「科学的特性マップ」と言い換えても中身は同じ れんげ通信ブログ版/ウェブリブログ
(7/30追記 新聞にこんな記事も:http://www.47news.jp/localnews/hokkaido/2017/07/post_20170730053355.html→記事消えてるorz 確か、こんな話:非科学的、好ましくない「核のごみマップ」 | WONDERFUL WORLD)
やっぱり穴掘って埋めてあとは天に任せる、ではなく、長期的に見守ってゆく姿勢(暫定保管、というらしい:高レベル放射性廃棄物の処分に関する政策提言(PDF))の方がマトモなように感じる。まぁ、幌延深地層研究センターを抱える北海道民としては、それはそれで不安な面はあるが、あるものは活用して見守っていくしかないんでないかい?
そーえば本書も市の図書館から借りた本だから、帯があった:
福島原発事故が生み出した放射能ごみなどを☆全面増補改訂!
原発から排出される放射能ごみ=放射性廃棄物の処理は大変だ。再処理をするにしろ、あまりに危険で管理は半永久的だからだ。再処理や原発の廃炉は、新たな放射能ゴミを発生させる。ごみが雪だるま式に増え続けるのだ。/そのため、欧米では、原発や再処理の凍結・中止が相次いでいる。“トイレのないマンション”といわれた原発のツケがいま廻ってきているのだ。子孫にツケを残さないようにするにはどうしたらいいのか?/増補改訂新版では、福島原発事故が生み出した膨大な放射能ごみ問題や廃炉の問題など新たな事態に応じ、最新データに基づき大幅に加筆した。
と、こんな続きの記事を書いてるってことは、返しに行くのはやっぱりあきらめた、ということですorz
*1:低レベル放射性廃棄物|放射性廃棄物について|原子力政策について|資源エネルギー庁
*2:科学的特性マップ公表用サイト|放射性廃棄物について|原子力政策について|資源エネルギー庁
*3:ってことは、やっぱり国民はお上にナメられてるのか?