- 作者: メアリーマイシオ,Mary Mycio,中尾ゆかり
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2007/02/25
- メディア: 単行本
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現在のところ、放射性廃棄物を捨てる実用的な方法はない。
だから、世に言う「放射性廃棄物の廃棄」は、廃棄ではなく隔離だそうだ。
前にも書いたような気はするが、もともと原子力って、廃棄物の処理法もそのうち見つかるだろう、というだろう運転で始めたんだよね。それが、実用的な処理法はいくら研究してもサッパリ見つからず、結局世界的にも穴掘って埋めるだけ、という、地震の多い日本でまともに機能するとはとても思えない方法しか残ってないんだよね(参考:http://www.excite.co.jp/News/column_g/20120723/Sugomori_9320.html)。
そーえば放射線のこの警告マーク、
本書では「三つ葉マーク」と呼んでたけど、僕のいた研究室ではベルマークって呼んでたなぁ。でも確かに、普通ベルマークって言ったらwikipedia:ベルマーク運動のことだ。参考:レントゲンのお話あれこれ
wikipedia:サマショールなんていう人たちもいるんだね。
も一個デジタル書き抜き。
人類の文化がもたらすきわめて素朴な恐怖のひとつは汚染、つまり汚れのない神聖なものに対する冒涜、自然破壊だ。汚染物質はもってのほかで、確立された秩序を乱し、恐怖や嫌悪、忌避感を抱かせる。放射能がとかくこういった素朴な不安をかきたてるのは、目には見えなくても、そこにあるとわかっただけで大きな無力感と疑心に襲われるからだ。
また、「一万年後は想像はできるが予測はできない。」とも。
そんなところで、とりあえず終わり。
*1:検索したら、家の近くの図書館にもあったが。