- 作者: ポール・コリアー,甘糟智子
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2010/01/14
- メディア: 単行本
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初めの方だけチラチラと眺めたけど、要するに経済的なインフラが整ってない国に欧米流の民主主義を持ち込んでも、あまり効果はないらしい。まぁことわざにも、「衣食足りて礼節を知る。」とありますからね。例えば、民主主義が進展*1したところで乳幼児死亡率はほとんど変化しないそうだ。でも、だからと言って先に経済発展を目指すべき、と決めつけてしまうのも、何か虚しい。僕が思うに、ゼニカネっちゅうのは、一種運を具象化したような側面があるから、経済、経済と騒ぐのは要するにギャンブラーと大差なく、あまり好かれる人種ではないように思う(一昔前の日本人は、エコノミックアニマルと呼ばれ、決して好かれてはいなかったでしょう?)。
著者のwikipedia:ポール・コリアー氏は開発経済学の世界的権威だそうだ。いろんな経済学があるもんだ。