た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

脳科学と学習・教育

脳科学と学習・教育

脳科学と学習・教育

昨日サッとまえがきやあとがきを読んだときは、結構面白いから、大型書店に買いに行くかな?と思ってたんだけど、今日は北海道は一日雨降りで、お出かけできないから、この本を読んでたら、後半は結構難しくて、専門の研究者向けの本でした。=慌てて買いに行かなくて正解。
まぁでも教育に関わる方々は、読んでもためになるのではないでしょうか。本書は十二の章から成り立っていて、各章ごとに別々の著者が書いているようです。つまり、アマゾンの目次に示されるような論文がズラッと並んでいる、と考えてもらえばいいでしょう。
僕が大きくうなずいた言説を一つ記しておくならば、

(日本の)大人たちは、基本的人権の範疇にあると考えられる個人の睡眠時間さえ十分に与えないような生活環境を作り出しました。*1だから、不登校や引きこもりも、言わば現代社会の負の側面が表出しているだけで、その全ての責任が本人たちにある、とは言えないのです。

むしろ、こんな社会を作り出してしまった人類全体に責任があるのかもしれません。子供たちは、そんな現代社会の生け贄に過ぎないのかもしれません。

という訳で、興味のあるところだけつまみ読みしたら、全部読み通す元気はなくなってしまいました、とさ。

*1:昔は、夜通し開いているようなコンビニなんてなかったのです。wikipedia:コンビニエンスストアの「日本での歴史」参照。確か、中学の頃、オラの(当時住んでた)街にもセブンイレブンが出来たんだけど、当初の営業時間はその名の通り朝7時〜夜11時だった。それでも当時は画期的だった。