た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

2020〜10年後の世界新秩序を予測する

2020  10年後の世界新秩序を予測する

2020 10年後の世界新秩序を予測する

454ページもあるブ厚い本です。しかも、原著が出たのは'08年4月だそうで*1、ちょっとタイミングを逸している感は否めない。とは言っても、予測が大きく外れているわけではもちろんないので、原著者*2の予測の正しさが伺*3えます。
要するにグローバル化が世界に及ぼす影響を分析しているのですが、結局ヨーロッパと日本は没落してゆき、アメリカ(と中国)が勝ち残る、という筋書きで、まぁそりゃそうだろうけどさぁ、とつぶやきたくなる。
そのアメリカや中国にしたって、問題がない訳じゃないし、世界は一寸先が闇、って感じかな。
ま、ビジネスの最前線の方は、こういう本などでお勉強して、頑張ってください。オラは、キチガイ引きこもりだから、適当にワンワン吠えてるよ。
あ、そうそう、オラがこの本はイマイチ、と思う一つの理由は、454ページもあるのに注がないんだよね(多少訳注はあるが。)おそらくバッサリ削ったんでしょうけど、この前読んだ本は、400ページのうち後ろ50ページが注になってた。まぁその内容は英語の参考文献だったりすることもあるんだけど、適切な補足説明も多く、非常にわかりやすかった。だから、日本にも脚注をちゃんとつける文化が育てばいいなぁ、と思う。

*1:だから、ブッシュ政権の末期。

*2:クリントン大統領の主席経済顧問や'98〜'01年の米商務次官を務めている方だそうです。

*3:うかがえる