た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

奇跡の脳

奇跡の脳―脳科学者の脳が壊れたとき (新潮文庫)

奇跡の脳―脳科学者の脳が壊れたとき (新潮文庫)

はまぞうでは文庫版しかヒットしないんだが、図書館の本だから単行本です。
「はじめに」を読んでたら、

この本は、激しい脳出血から完全に立ち直った神経解剖学者による―わたしが知るかぎり―世界で初めての記録です。

とか大風呂敷を広げられて、キレやすい高次脳機能障害者をしては、読む気を失ったorz 一応、日本にもこんな本*1とかあったんだけどなぁ。原著は2006年らしい。山田さんはお医者さんであって神経解剖学者ではない、とか反論されるかもしれないが、そこまで修飾を付ければ、誰だって世界初になるでしょう。オラもイッチョやってみるか。「このブログは、厳しい交通事故(脳外傷)から不完全ではあるが立ち直った―しかもその過程で、介護者でもあった父を失う、という大きな痛手を受けたにも関わらず―世界で初めてのブログです。」ダメかな?
まぁ巻末の「脳についての解説」はよくまとまってたし、文庫になってるんなら、古本屋で見かければ手を出す可能性は否定しない。

*1:一番最初にヒットしたのは

壊れた脳 生存する知

壊れた脳 生存する知

だったと記憶してるが、記録が見つからないorz こちらの記事によると、やっぱり二人の脳出血の原因(wikipedia:脳動静脈奇形(AVM)は共通してるっぽい。