た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

たまたま

たまたま―日常に潜む「偶然」を科学する

たまたま―日常に潜む「偶然」を科学する

かなーり昔に、オラはこんなことをつぶやいていますが*1、そういう内容の本です。もっともだからと言って、オラのようにヤル気をなくすのではなく、そもそも成功するか否かは偶然に左右される要素が大きい(統計的な規則性はあるにしても、ある特定の個人の未来を予測するのは不可能だ、と語っていました。)ので、いつか*2成功することを信じて精進しましょう、という主張ですね。wikipedia:トーマス・エジソンさんも、

世の敗北者の多くは、
諦めたときに成功がどれほど間近にあるかを
知らなかった人びとだ。
参考

なんてことを語っているそうです。
でもやっぱり、僕のような敗残者は、それは勝ち組の論理だよなぁ、と思ってしまう。だって、負け組の言葉は後世には伝わらないもん*3
と後ろ向きなことを書き並べつつ、オラも、自分の出来る範囲*4で、適当に生きていこうと思う。
ただまぁ、本書は¥2,100円もする割には、翻訳の質がイマイチなんだよね。クォンタムジェネレーターって出てくるんだけど、たぶんこれ(量子乱数発生器)のことだよなぁ。あと、スーパーコリドー(アメリカの巨大粒子加速器)ってーのは、普通スーパーコライダーって読むと思うんだけど?(オラァ、元専門分野だから間違いない。)その辺を、出版社の編集者が補ってはあげられないもんでしょうかねぇ?
でも確かに、成毛さんが言ってるように、内容は非常に面白い本でした。そういう意味では、途中で投げ出さずに頑張って読んだ甲斐はあった。

*1:多分、元々ここに書いてたもの。もう5年以上前の話だから、あんまりよく憶えてないんだよね。当時ははてなハイク - お絵かきも楽しめるミニブログwikipedia:Twitterもなかったから、Webページにちょこっと書いた。

*2:ここで語ったように、やはり現実は厳しいのだ。

*3:少なくともこれまでの時代では。インターネット時代では、ゴミデータとしてなら残るのかもしれないが。

*4:狂人だし、その範囲は極めて狭いですが。