た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

科学にすがるな!

「科学にすがるな!」――宇宙と死をめぐる特別授業

「科学にすがるな!」――宇宙と死をめぐる特別授業

 

 文ちゃん艸場 よしみ氏の対談本。

文ちゃん曰く、

自分の頭で推論して腑に落ちる知識にこそ意味があるのだ

 だそうだ。

宇宙という言葉はややこしい…(中略)…

wikipedia:はやぶさ (探査機)の熱狂は、宇宙物理ではなく社会政策の範疇 

 宇宙*1の観点から言うと、地球は太陽の部分*2みたいなものなんだって。

 そえば本書にもよく出てきた「けなげ」というキーワードは前に別な本でも見かけた記憶があるんだが、詳細不明orz 

超能力的なものに頼らない「自立」という意味でもあるんだ 

ヱ、誰ですか、オメーは「毛無気」やろ、とか言ってるのは。事実は否定できないorz

wikipedia:素粒子は粒子ではない

とかいうのは、ここだけ抜き出すと誤解を招きそうな気もするが。ま、オラようわからん狂人なので、言葉じりに反応してもうたorz

文ちゃんのような理論屋の世界は、「自然をありのままに見ない修行」をしないとならんそうだ。五感に引きずられていてはダメだよ、ってことか?「力」も「相互作用」と言ったりするし。だから、星を見ても涙は出ないそうだ。ま、物理屋はだいたいそうだね。オラの場合、星が回ってるしorz

熱力学は、いわば情報の学問 

科学とは、権威がこけていく物語 

というのは、別な本でも見かけた記憶があるなぁ。

 

物理とは結局、ものの作用や動きや変化を数学で解いていく、数字の大きさの理論  

 wikipedia:小柴昌俊さんが、

wikipedia:佐藤文隆の業績は、wikipedia:宇宙の晴れ上がりという言葉をつくったことだ

 とか言ってるそうだ。

でも文ちゃんもかつては「科学」という名の大型wikipedia:公共事業を推進する立場だったのが、今はそれを批判する方に回っているのは、「僕も変わるんだ」とか何とか開き直ってたorz

人のいうことは自己点検用で、感激は危険である 

 今の世の中、「感激しました」とかいう言葉が幅を利かせてるが。

でも本書のまとめとしては、

物理では人間はわからない。まして死や生などわかるはずがない 

 だそうでorz

先生も今は、科学をシビリアン・コントロールすべき、と考えているそうだ(ググったらこれヒット:15号:なぜ、すべての人たちが科学を学ぶ必要があるのか

物理も今は確率論…物事を確率で発想できる社会にならないといけない 

 書きもらしもあるかもしらんが、だいたいそんなとこでしょうか?

 

*1:文ちゃん、この語キライだそうで。曰く、まともにものを考える回路を鈍らす、麻薬的な言葉、だそうだ。

*2:≒おまけ?