た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

政権交代の経済学

政権交代の経済学

政権交代の経済学

思えば、ちょうど一年前でしたなぁ、鳩ポッポの「政権交代。」が実現したのは。その鳩ポッポはもはや総理の椅子にはなく、最近は民主党代表選でいろいろ引っかき回しているようですが。*1
本書は二部構成で、第一部では経済学の理論(ホテリング効果とかブキャナン効果とか)を用いて、現実の経済政策上の諸問題を分析しています。また、第二部では「最低賃金の引き上げが働く人たちの経済状態を改善するのか。」とか「子ども手当の給付は出生率の改善につながるのか。*2」といった個々の政策について考察しています。
執筆者は、日経ビジネスオンライン誌上でコラムの連載をしている人が多いそうだ。
ま、オラは経済学は素人だから、よくわかんないや。

*1:言ってたこととやってることがまるっきり違うじゃん。「首相経験者は影響力を行使すべきでない、政界から引退するべき。」なんて言ってたはずなのにね。

*2:いずれにしろ、合計特殊出生率なるものは、晩婚化の結果改善することもあったりするらしく、そういうアヤしい数字だけで議論すると、実際の問題は全然解決しない、なんていうことに終わってしまう気がする。