た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

電子書籍元年

電子書籍元年 iPad&キンドルで本と出版業界は激変するか?

電子書籍元年 iPad&キンドルで本と出版業界は激変するか?

本書は、どちらかというと、出版や書店に関わる仕事に就いている人向けに作られたんでしょうかね。そういう現場の人向けが役に立ちそうな話が多くありました。逆に言うと、一般の消費者にとってはよくわからん部分も多い。そんな部分は、引きこもりのオラは流し読み。
まぁでも、電子書籍のフォーマットを巡る争いは、現状まだ(家庭用ビデをデッキの)ベータvs.VHS の争いに似た面もあるんだとか。もうちょっと行く末を見極めないと、せっかくの資産がいずれ水の泡、という事態にもなりかねん。いや、これは僕も手痛い経験があって、昔(10年以上前)日記をLotus Notes(の個人向け版)というマイナーなアプリケーションを使って書いてたんだけど、そのうち交通事故に遭い、あれこれしている内に、ノーツは市場から消え去ってしまい、昔の日記は復元不可能に…ピンピンしてたら、そうなる前に自力でデータ変換していただろうけど、事故にあった頃はそんなこと自力でやる能力とてもなかったし、あきらめるしかなかった。*1
まぁあと問題なのは、現在の著作権法では電子出版という事業の位置づけが曖昧なんだとさ。ま、法律作ったときに電子出版なんてなかったから、しゃーないっちゃぁしゃーないわな。日本は、放置法治国家だし。この辺の対応は、また今後要勉強、と。

*1:それ以降、日記は手書きに限る、ということに落ち着いた。確かに検索性はなくなるけど、何があっても読めなくなることは考えづらい。実際、事故後入院中の日記なんかを今読み返すことも苦も無くできるし、そうすると結構面白い。