た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

「超」経済脳で考える

野口悠紀雄の「超」経済脳で考える

野口悠紀雄の「超」経済脳で考える

と言うわけで、図書館にもう一冊あった、「超」の本ですわ。基本的には、Q&A形式で経済学的なものの考え方を解説しています。
初めの方は、経済学の入門書的な本かな?と思えて興味深く読み進んでいたのですが、途中から風向きが怪しくなり、なんかチョー訳わかんない、って感じ?*1
まぁでも、最近も話題になっている話を書いておくと、消費税増税法人税減税は、経済学的に考えても、初めに結論ありき、のまやかし論法なんだそうだ。大切なのは、人口減少や高齢社会を織り込んだ上で、(小手先のつじつま合わせではなく)それに適した社会制度を設計することのはずなんだけど、最近の議論見てると、どうも小手先のつじつま合わせでお茶を濁そうとしているようで。まぁ、そもそも国民がそういう抜本的な改革を望んでないんだから、しょうがないですな。つまり、消費税率10%を前提に…とかいう議論してたら、またカネが足らんくなって、さらに倍、みたいなことになるんじゃないか、と。そうじゃなくて、いくらいくら必要だから○%上げます、みたいな話にはならんもんかねぇ?と。
ま、いいや。

*1:まぁあとがき読んだらそれもそのはずで、書き下ろしは第一章だけ、あとは「週刊東洋経済」の連載記事をまとめたもののようです。