た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

「第3の道」序説

「第3の道」序説―自律と共生の社会をめざして (大阪経済大学研究叢書)

「第3の道」序説―自律と共生の社会をめざして (大阪経済大学研究叢書)

最近時々見かける第三の道というキャッチフレーズに惹かれて、読んでみましたが、まぁ本書は研究者向けの専門書ですわな。オラが手を出すにはオーバースペック。
とは言っても、一応最後まで読んでみたけど、(専門書だ、ということを割り引けば)結構面白かった。著者は、単著の本は初めてだそうだけど、あまりそうとだは思えない。*1
こういうちゃんとした学者さんが、一般向けにも入門書を書いてくれればうれしいんだけど、日本では、新書を出すようになると学者として終わり、という話もあるとかないとか。

*1:ただ確かに、わかりづらい表現や文章がいくつか見られたのは、やっぱり初の単著なんだからでしょう。そういうところを、編集者が上手く補ってあげればいいのかな、とも思うけど、日本では編集者の地位がまだまだ低そうですから…