た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

阪神タイガースの正体

阪神タイガースの正体 (ちくま文庫)

阪神タイガースの正体 (ちくま文庫)

まぁこれも持ち歩いてチョボチョボ読んだ本なので、あまりまとまった感想はないのですが。
本書は、もともと2001年(星野監督阪神に来て、阪神を根本から変える前、つまりは阪神がまだ万年Bクラスだった時代)に太田出版から刊行されたものを2008年に文庫化したものです。
僕も関西に長いこと住んでいたせいか、どちらかというと阪神にはシンパシーを感じるんだけど、阪神セ・リーグに残った経緯とかを知ると、

体勢体制に追随し保身を計った球団が、抵抗のファンタジーをかきたてる。

という側面がかなり大きい、つまりは影のない真っ白な球団ではなく、某YKのようにかなりグレーな球団だな、と思えてきます。
伝説のwikipedia:天覧試合阪神ー巨人戦になったのも、実は偶然だったらしい。
解説に、阪神ファンで有名なwikipedia:松村邦洋が一文を寄せており、これがまた絶品。