た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

アキレスとカメ

アキレスとカメ

アキレスとカメ

アキレスと亀パラドックスwikipedia:ゼノンのパラドックスの1.2)について、真面目に考察しています。結構本格的なwikipedia:数論の話も出てきたりするから、JDCの分類が「哲学」で良いのかな、むしろ自然科学の「数学」にした方が良いんじゃないかな、とも思ったけど、最後まで読んだところ、著者(吉永さん)の思いは、そういう分野の枠組みを捨てて、文系の人にも気軽に読んでほしい、ということだろうから、まぁ便宜上分類は「哲学」で良いんでしょう。そうえば、(学位の)博士は、英語でwikipedia:Ph.D.(Doctor of Philosophy)直訳すれば哲学博士ですしね。
そんな訳で、数学(算数、ではなくて)が苦手な人はちょっと取っ付きづらいテーマかもしれませんが、大高さんのクスッと笑える*1挿し絵もふんだんに使われていますし(amazonの書評を見ると、だから図書館で十分、なんて書いている人も居ますが、そんなことはないでしょう。十分価値のある本だと思います。って、そういうオラも図書館で借りただけなんだけどさ…)、是非気軽にチャレンジしてほしい、と思います。よくわからないところは、飛ばしてまた改めて読めば良いんだしね(そういうことが出来るのが、書籍と映像(動画)の大きな違い。)
そえば、背理法の歌(ハイリ、ハイリ、ハイリホー)が出てきたけど、
*2
僕らはこれを、「ハイリ、ハイリフルハイリホー、数学的帰納法ホー、ちゃんと証明しろよ。」と歌っていたことを思い出した。
(c)毛塚っち。

*1:腹抱えて爆笑できるブラックジョークも一部にあり。

*2:2016 3/31 動画差し替え