- 作者: キャロル・キサク・ヨーン,三中信宏,野中香方子
- 出版社/メーカー: エヌティティ出版
- 発売日: 2013/08/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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本書の一節ググると HONZ の記事ヒット:『自然を名づける―なぜ生物分類では直感と科学が衝突するのか』 by 出口 治明 - HONZ
hatena にある記事も:「自然を名づける」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
私は科学というミルクを飲みながら育った。
wikipedia:分類学は、生物学のなかでも群を抜いて論争がかまびすしい分野なんだそうだ。でも異見意見の対立こそが進歩を招く、という哲学でやってるんだと。
なかでもwikipedia:分岐学は過激で、彼らの見方では
魚類(魚上綱)も、四肢動物の存在により側系統なので、分岐分類学の立場では分類群にはならない。
だそうだ。wikipedia:さかなクンピンチ?*1
本書で頻出したキーワードが「環世界センス」で、ググったらこんなページヒットしたけどキャロル・キサク・ヨーン『自然を名づける:なぜ生物分類では直感と科学が衝突するのか』、なんか色がアレで読みづらいorz 本書の表現では
自然の秩序に対する類型的な見方をもたらしているのは、この環世界センスだということにわたしは気付いたのである。
この世界の巨人はwikipedia:カール・フォン・リンネで
泣いているときには、バラか、チューリップか、何であれ美しい花を持たせれば、ぴたりと泣き止んだ
そうだ。
でもそういう分類体系というものは、
できあがると同時に崩れ始める
wikipedia:生物の分類の覚え方は、本書では英語の語呂合わせが紹介されてたけど、日本語だとこんなの?:生物の分類は??: 語呂ゴロ楽しく覚えよう
wikipedia:学名なんかも勉強しとかなあきまへんな。
Wikipedia の記述とはちょっと違って、wikipedia:チャールズ・ダーウィンは自分のことを「思索家」と呼んでいたそうだ。
種は変化し得るどころか絶え間なく変わり続けるものであり、目の前にある姿は、その系統が進化していく過程のほんの一瞬の姿にすぎない
とりあえずここまでorz→続き。
ダーウィンはフジツボの研究に取り組む。悪戦苦闘すること8年、馬車に乗っていたダーウィンにひらめきが訪れる。
(上の HONZ の記事からコピペorz)
「自然界の秩序は進化の産物」とも。
wikipedia:パンゲン説(本書で出てきたのは「ジェミュール」だが)なんてーのもあったとか。
wikipedia:パッチクランプ法っちゅーのは、スゴいの?オラよくわからんorz
wikipedia:エルンスト・マイヤーは世界には2つの真実があることを学んだ。他の人にとっての真実と、自分にとっての真実である。
wikipedia:飛べない鳥のうち走鳥類は、オスが抱卵するんだってね。
分類学者が論文を書く時の注意点は以下のもの。
- 感情的な表現を避ける
- 論戦を避ける
- 個人攻撃をしない
- 一人称を多用しない
- 自己評価は楽観的になりがちなので、自分の業績を自分で評価しない
環世界というのは、「生物界とその秩序の認識」だそうだ。
wikipedia:インドリの学名に出てくる Indri というのは、現地の言葉で「見てごらん」という意味なんだそうだ。
そえばこんな話もあったね。:wikipedia:ブーバ/キキ効果
自らの視座を超えて物を見ることほど難しいことはない
なんか、google:生物カテゴリー特異性呼称障害とかいうのもあるそうだけど。
「ウィリスの窪みカーブ」とかいうのがあるそうだ:仮想粒子日記 「ウィリスの窪みカーブ」に縛られて?*2
量子力学は直観的理解を超えている
ハイ、反論できませんorz
とりあえずこんなとこで。→続き。
「ロバート・ソーカル」という人の名が出てきたんだけど、wikipedia:ソーカル事件*3のソーカルさんとは別人で良いのかな?ビール6缶パックが大金の時代だけど(今でもそれなりに大金か。発泡酒専門だからよくわかりませんorz)。共著で「wikipedia:表形分類学(数量分類学)の教義」なんて本も出したそうだが。
wikipedia:鞭毛は本書では極鞭毛と側鞭毛に分けられる、と記述されてたんだが、Wikipedia とは違うorz
われわれは、気づかないうちに、あらゆる生きものから、環世界センスそのものから引き離されてしまったのだ
wikipedia:分子生物学者は、本書が言うには化学者ですか。
思春期は良い思い出ばかりではない
そらそうだわな。オラ、ノーコメントorz
そえば、著者は母が日本人だとか。
この恐竜:wikipedia:オヴィラプトルは卵泥棒として有名ですか。
私たちは生物の分類と命名はすべて専門家にまかせてしまった。
そして「魚類」は消え、生物に関する言語表現をほとんど失ってしまったんだと。代わり?に、こんなのもあるとか。wikipedia:PhyloCode
獲物を探し見つける、という点で、買い物は現代の狩猟だそうだ。だから買い物は楽しいのか。でも(一般に)男性より女性の方が買い物好きな点は説明つかないなぁ…ま、いいや。こういう見方もある、と。
アルファ分類学、とかいう呼び名もあったそうなんだけど、ググったらこれヒット:JSPT84.1