た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

都市で進化する生物たち

 はてブ都市ならではの生物多様性──『都市で進化する生物たち』 - 基本読書経由。ついでにHONZの書評:進化の実験場たる都市──『都市で進化する生物たち: ”ダーウィン”が街にやってくる』 - HONZ

 wikipedia:ロンドンも、今は

挙動不審者を見かけた際は駅員に届けるように

と繰り返しアナウンスされてるそうだ。オラ、もう行けないわ…また、生物学者の不文律は、

説明を求められたときは、ぶっきらぼうに「プロの生物学者にとって、都市とは必要悪に過ぎないのであって、長時間を過ごす場所ではありません」と答えるべし

とのこと。

 こういう蚊もいるそうだ:チカイエカが発生する原因とは?チカイエカの習性を知って対策しよう | For your LIFE あ、でもブログ書いてたら、蚊に刺された…九月だっていうのに…これも温暖化のせい?

wikipedia:進化とは、実際、いまここで観察することが可能な現実なのである

 うーん、本書では、2007年に都市の人口が農村部の人口を上回ったと記述されてたけど、国連の資料では、2009年となってる…人口構成の変化 | 国連広報センター ま、細かいことは気にせんとこ。大体、「都市」の定義も国によって異なるらしいし*1

好むと好まざるとにかかわらず、わたしたちの存在は地球上で起こるすべての出来事とあらゆる点で密接に関連したものとなったのだ

 また、

自然はダイナミックで不断に変化しているものだから、わが国*2の生態系の構成や形態を、数世紀前の風景画に描かれている通りに、そっくりそのまま保存しようとするべきではない

そうだ。風景画を浮世絵と読み替えれば、日本にも同じことが言えそう。

 おっと、「生態系工学技術生物」(究極的にはwikipedia:ホモ・サピエンスだそうだが)というキーワードでググったら、本書の記事がヒットした:漂流日記2020.08.19|+M|note

 「マナハッタ・プロジェクト」とかいうのがあるそうだ:10月15日(木)はアメリカ・ニューヨーク在住のフラワーレポーター、佐藤めぐみさんからの報告です! (World Flowers Network)

 wikipedia:珠江デルタ 「世界最大の都市圏」か。

 wikipedia:シンガポールは水で苦労してるのか:焦点:シンガポール「水問題」が再燃、マレーシアの債務削減で | ロイター

 wikipedia:ヒートアイランド 大ざっぱに言うと、人口が10倍になると気温が3℃上昇するんだと。

 シンガポールの「オファーロード」って、ひょっとしてwikipedia:オーチャード・ロードのこと?

 こういうのも:生物地理学

 こういうサイトもあるそうだ:Observado iNaturalist(英語読むのシンドい…)

 wikipedia:マレーズトラップ バイオブリッツの説明で正しいのは? | ナショナルジオグラフィック日本版サイト こういうのもあるそうだが:「トランセクト」の意味や使い方 Weblio辞書

 wikipedia:外来種の割合は、欧米では35~40%だが北京の都心部では53%だそうだ。東京はどれくらいなのかな?と思ってググってるうちに、こんなの見つけた。あんまり関係ないけど:タマゾン川の異名を持つ多摩川で熱帯魚が釣れるのはなぜ?

 こういう話もあるとか:豊かな家ほど虫も豊富、虫にも“ぜいたく効果” | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

 こういう人もいるんですか:wikipedia:ヒーラット・ヴァーメイ*3

 wikipedia:前適応 wikipedia:進化とは自然の後知恵、と表現されてたが。

自然選択は直線的な過程ではない

 wikipedia:遺伝子プールの訳注は、Wikipediaのと(細かい補足を除いて)一字一句同じでした…

 wikipedia:マンチェスターの人口は2万4千人から35万人に成長したんだと。

 wikipedia:工業暗化というのは、J.W.タット(wikipedia:en: J. W. Tutt)という人が初めて使ったんだってね。

 鳥のフン害を防ぐため、銅像にこういうことをしたりしてるんだと:【冒涜!?】鳥よけとしてレーニン像にトゲトゲを設置!地元民「ヘルレイザーみたい」 (2020年7月12日) - エキサイトニュース 本書にあったのはwikipedia:リュクサンブール公園の話だったが。

 wikipedia:系統地理学

 「ッチワーク」っていうのは、誤植だろうね。パが抜けたんでしょ。

 wikipedia:レイチェル・カーソンの危惧が当たらなかったのは、

汚染が邪魔するなら、身体の生理学的仕組みを工夫して対抗せよ

ということだそうだ。wikipedia:マミチョグっていう魚の例も:致死量の8000倍の毒に耐える魚、進化の秘密を解明 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

wikipedia:重金属は有毒であることが多いが、それは重金属の分子が酵素をはじめとするタンパク質やDNAと結び付く傾向があるからで、その結果、生きものの正常な機能の働きを阻害する

 こういう話もあるとか:飛んで火に入らぬ街の虫 | Nature ダイジェスト | Nature Portfolio

 wikipedia:進化の本書での定義は

時間の経過につれて、遺伝子の変異体の集団中における頻度が変化すること

だそうだ。

 シャチがアザラシを…とかいうのは、これか:


www.youtube.com

 凶暴なナマズもいるらしい:世界のトップ10の猛烈な淡水魚、アマゾンナマズは強力な魚-世界の謎

 wikipedia:接近遭遇

 wikipedia:フリスコ 「サンフランシスコの略称の一つ」*4

 これは仙台発だったんだね:暮らしのなぁるほど学

 本まであったか:ネオフィリア―新しもの好きの生態学 (ちくま文庫) 反対はネオフォビアとは 新しい物を受け入れられない心理効果とその対策 | はむログ

 Wikipediaにはないが、接近可能距離(Flight Initiation Distance: FID)というのも。

 なんかググってもようわからんが、「都市の動物の方が声の調子が高く、声も大きい」んだと。要するに、都会は騒々しいってことか…

 ググってみたら吹いたので、リンク:ツバメの巣が落下!大ピンチを救ったのは父親の… | 笑うメディア クレイジー

 wikipedia:ダーウィンフィンチ類wikipedia:フィンチとは違うの?

 たぶんこれ:wikipedia:ブラックバード (ビートルズの曲)の話もしてるんだが、オラwikipedia:ビートルズにはあまり思い入れがないんで、スルーorz

 wikipedia:イタドリも、海外では外来種として嫌われてるんだそうだ:海外では侵略的外来種として嫌われる日本の在来種 10選 – PORTFOLIO by amanaimages [ポートフォリオ]

世界中の都市の生態系がますます似たものになりつつある

これもまた「グローバル化」って言うんだろうか?著者は第二種wikipedia:接近遭遇と呼んでたが。

 こういうALANもあるそうだ:夜間人工照明ALANから夜間川面を飛ぶカゲロウを守る+フランスの街の川辺 | パリにひとり n=1の心象

 こういうのもあるんだと:UK10K - Home page

UK10Kプロジェクトにより、英国内外の研究者は、低頻度でまれな遺伝的変化と、体が作るタンパク質の有害な変化によって引き起こされる人間の病気との関連をよりよく理解できるようになります。(Google先生に翻訳してもらった)

 今はこういうのが流行らしい:屋上庭園の取り組み | 六本木ヒルズ - Roppongi Hills

 札幌の自然保護区、っていうので、道立自然公園野幌森林公園 | 観光施設 | 観光スポット | ようこそさっぽろ 北海道札幌市観光案内 か、と思ったら、場所が発寒だって言うんだよな…西の方は土地勘ないorzググってもわからない…

 こういう話もあるとかないとか:街の価値が上がる⁉ 都市農地の「里山化」【進化する都市農業 #8】|マイナビ農業

 あと、著者が参加した時代はまだ「首都大学東京」だったみたいだが、また名前変わったんだよね…wikipedia:東京都立大学 (2020-) そういうのは、原著の記述に忠実に訳すのがマナーなんでしょーか?

 HIREC(Human Induced Rapid Evolutionary Change*5)というのもあるとか。

 wikipedia:キーストーン種というのもあるそうで、人類は言わば超キーストーン種、とのこと。

 どうやら著者は仙台に行く時に【公式】高速バス・夜行バスを簡単に予約|ウィラートラベル を利用したようで、謝辞に名前が挙がってた。

 訳者が本書の前に訳したのは、文庫 「自然」という幻想: 多自然ガーデニングによる新しい自然保護 (草思社文庫 マ 6-1) らしい。

 という訳で、なかなか読み応えはあった。

 

*1:本書にあった例では、ノルウェーでは200人規模の居住地を都市とみなすが、日本で都市と呼ばれるには5万人必要だ、とのこと。

*2:著者はオランダ人

*3:本書では「ヒーラト・ヴェルメイ」と表記されてたので、ググってもヒットせず見つけるのが一苦労…

*4:住民はこの呼び名を好まないそうだが。

*5:人間が誘発する急速な進化的変化、との訳があった。