前に行った北海道立図書館の新着図書案内で署書名を知り、家の近くの図書館で発掘、読破。たまにはこういう発掘の仕方もよかんべ。
- 作者: エドワード・O.ウィルソン,Edward O. Wilson,北川玲
- 出版社/メーカー: 創元社
- 発売日: 2015/02/19
- メディア: 単行本
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科学的知識は15〜20年で倍増してるんだそうだ。1600年代からこの傾向は変わってないそうで、
ということは、ザッと計算すると … 1 垓(がい 京の四桁上)倍になるんだと…
でもやっぱり生物屋はワイルドだなぁ、と思ったのは、ヘビの専門家は一度はヘビにかまれるそうで…あと、アリに噛まれるのが嬉しいんだと。ま、それ言ったら、実験(物理)屋も一度は感電してる、かな?裸足になるのが好きな物理屋もいるし、ね、Y君。
読んでたら、「ウィルソンの原理」というのが5つ出てきた。
- 科学者が数学者や統計学者から必要な協力を得るのは、数学者や統計学者が自分の編み出した方程式を利用できる科学者を探すよりもはるかにたやすい。
- 研究者であろうと技術者や教師であろうと、数学の能力がどの程度であれ、いかなる科学者にも本人の数学のレベルで優秀な業績をあげられる科学分野が存在する。
- 銃声から遠ざかれ。喧嘩は遠くから見ることだ。自分が喧嘩をするときは、自分の土俵で戦うことを考えよ。
- 科学上の発見を求めるとき、あらゆる問題はチャンスとなる。問題が難しいほど、その解決策の重要性も増す傾向がある。
- 科学のある分野で生じる問題はすべて、その解決に理想的な生物種、または他の実在物、もしくは現象が存在する(例:軟体動物の一種であるアメフラシは細胞レベルで記憶のメカニズムを調べるのに理想的である。)逆にあらゆる生物種、または他の実在物、もしくは現象には、重要な問題を解くのに最適な要素が存在する。
ウーン、ようわからんorz(+o+)
wikipedia:社会生物学というのもウィルソンさんが創始されたそうだが、いろいろゴタゴタもあるようで…
いずれにしろ、
理想的な科学者は、詩人のように考え、簿記係のように働く
んだそうだ。
また、「準備された心に…」という言い回しは、wikipedia:アルベルト・アインシュタインだと思ってたら、wikipedia:ルイ・パスツールらしいね。オラの記憶違いorz
また、某教官に言いたかったのは、こちらの言葉:「技術は使うものであり、惚れこむものではない」
暖温帯(wikipedia:暖帯)なんてー区分もあるんだ。こーゆーのは、訳注でもあれば…あと翻訳の質にケチつけると、1 g の1/1000 は…とかあったが、それは 1 mg(ミリグラム)って言うんだよね…その 1/1000 μg はマイナーかもしれないが(詳しくは、wikipedia:キログラム)。
も一個デジタル書き抜き。
科学界における勇気は自信から生まれる。傲慢とは違う。
また、在来種が絶滅する理由の二番目が外来種(本書では侵入生物種と表現)の侵入で、一番が人間の活動による生息地の破壊なんだそうだ。
こんなところで、終わりにするか。借り換えに行きたいし。