た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

革命とパンダ

革命とパンダ

革命とパンダ

中国に対する「革命」とか「パンダ」というイメージ、さらには最近のwikipedia:嫌中とかいうのは、結局wikipedia:ステレオタイプ*1に過ぎなかった、というのが結論のようだ。
と言いつつ、著者はwikipedia:テレビ朝日のリポーターも勤めているそうで、ステレオタイプの拡大再生産に加担していることには、あとがきで複雑な思いも吐露していた*2
wikipedia:文化大革命ラッキョウ革命(むいていくと何も残らない革命)やジャリ革命(子どもばかりのwikipedia:紅衛兵によって実行される革命)とwikipedia:大宅壮一氏は評していたんだとか。
あと、wikipedia:全学共闘会議のビラの文が載ってたけど、そうえば彼ら「学生諸君の圧倒的参加を…」とかやってたねぇ。いや、オラは直接には知らん世代だけど、そういうビラは見た記憶あるなぁ*3
wikipedia:ウラジーミル・レーニン

権力を奪取することはやさしいが、権力を組織し発展させることは難しい

と言ってるんだとか。
パンダのランラン・カンカンは漢字で書くと蘭蘭・康康なんだ。
でもパンダは人を襲うこともあるそうで(パンダは人を襲う?: パンダの館へようこそ!)、「平和のパンダ」というのは虚像で「平和改ざん動物」だそうだ。
wikipedia:an・anってモスクワのパンダの名前なんだね。:雑誌「アンアン」はモスクワのパンダの名前だった - NEWS | 太田出版ケトルニュース
wikipedia:パンダコパンダなんてーのもあったんだ。
また、wikipedia:週刊朝日にこんな記事があったそうなので、デジタル書き抜き。

わたしたち日本人には、実体よりも情報を基調にしてものを考えようとする傾向がある。

また、こんなことも。

われわれはたいていの場合、見てから定義しないで、定義してから見る。(http://ittokutomano.blogspot.jp/2013/10/blog-post_30.html

まぁでもwikipedia:ジョージ・ハーバート・ミードの(自己認識の)理論なんてサッラと言われるのは、やっぱりシロウトには苦しかったorzググってもようわからんし。

で、図書館で読みかけた本:

*1:元々、wikipedia:ウォルター・リップマンが提唱した概念だそうだ。

*2:そもそもテレビ番組は一般に、中学生が見てもわかるものを目指しているんだとか。だから、ステレオタイプにもある程度やむを得ない面もある、と。

*3:某大学だけ?