ここで見かけたものを読破。
- 作者: ルイスダートネル,Lewis Dartnell,東郷えりか
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2015/06/16
- メディア: 単行本
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そーえばこれの話にも関係するけど、やっぱり肥料に排泄物を使う、という方法は、病気を蔓延させる危険が大きいんだそうだ。亡き父に教えてあげたい。
あとは全体的にはまぁ楽しめたんだけど、一か所だけケチをつけると、この世界が消えたあとに「空気を−200℃まで冷やして…」とかいうんだが、それはwikipedia:液体窒素が必要になるから、文明が崩壊(本書では「大破局」と呼んでた)した後ではチト難しいのでは?と思った。
細部に宿るのは一般的には神のようだが、本書では落とし穴も細部に宿る、との表現があった、
あと例によってデジタル書き抜き。
大破局のために積極的に準備する人びと(プレッパーと呼ばれる)はみな、次のような持説を主張する。「銃を持っているのに使う必要のない事態のほうが、銃が必要なのに手元にないよりはマシだ。」
こんなの簡単に反論できるね。「人間は道具(銃)を持てば必ず使いたくなるもの。」人間の理性は必ずしも信用できないんだから。
料理は人類の歴史における化学の始まりだった。
技術の歴史は勝者によって書かれる。
技術に限った話ではないと思うが。
チーズは、wikipedia:くる病を撃退するのにもってこいの保存食品なのだ。
手洗いは…基本的なサバイバル技術、つまり自分でやる健康管理なのだ。
目次を見たら、最後の章が「最大の発明」となっているけど、まぁ予想がつくだろうが、「科学(的方法)が最大の発明」とのことでした。