パラレルな知性 - た－くんの狂人日記

図書館の新着本から選んだはずなんだけど、発行は2013年orz ま、構へんけど。
新聞・雑誌に掲載された論考のまとめ、ですかね。
科学技術コミュニケーションにかかわる元同僚がつぶやいたことには、

科学技術は専門家にまかせるには重大すぎる

んだそうだ。でも、google:トランスサイエンスには専門家はいない、とのこと。だいたい専門家は、「含みの多い微妙な意見を述べるだけ」だそうだし。んじゃ結局、「さぁみんなで考えよー」ってことか？
ドイツに留学中のフランス人の知り合い曰く、

よい社会、一人でも多くの市民が幸福になるような社会をめざして働く公務員が。『よい社会』とはどのようなものか、『幸福』とは何かについての定見（つまりは哲学）をもたなければ社会はめちゃくちゃになるじゃないか。

だそうだ。

もはや主役はいない。いるのは合唱隊（コーロ）のみである。（wikipedia:ホセ・オルテガ・イ・ガセット）

大学というのは、しっかり主張はするけれど、「聴く耳」はもたない、そういう人がことさら多い場所である

た、た、た、確かに*1。
ある医師がつぶやいていたことには、

日本人は寡栄養に強く、過栄養に弱い

そうで、肉体的に、ではなく精神的にも同じことが言えるのでは、というのが著者の見立て。
ま、一応目は通しましたよ、と。

*1:ま、私が知ってるのは、ウン十年前の様子ですが。