- 作者: 吉田一郎
- 出版社/メーカー: 社会評論社
- 発売日: 2012/11
- メディア: 単行本
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出版社のサイトに目次があったから、気になる国があったらそこを読めば良い。全体を通読すると、wikipedia:国家の定義って本当は何なのかなぁ、と思えてくる。Wikipedia に書かれているように、一般的には
- 領土
- 国民
- 権力(主権)
ということになってるが、最近はwikipedia:イスラーム国*2なんてーのもあるし。
また、
台湾では、現在も公式には首都は南京で、この世に北京という都市は存在せず、wikipedia:北平(ペーピン*3)ならあるということになっている。
そうだ。
また、本書に何度か出てきた表現は、イギリスは「腹黒紳士」だそうだ。でも、wikipedia:オランダ領東インドに対するオランダの態度を読んでても同じようなことを感じたので、wikipedia:植民地に対するwikipedia:宗主国の態度は腹黒くなってしまうものなのかなぁ、と感じた。
wikipedia:首長国は中国では「酋長国」と書くそうな*4、などという豆知識も多い。
「国際的に孤立した国同士」ということで、かつての南アと台湾、イスラエルは仲がよかった。
んだって。
という訳で、持ち歩くと重いし、読み切るのは大変だったけど、面白い本だった。