た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

民意のつくられかた

民意のつくられかた

民意のつくられかた

元々雑誌 - 岩波書店に連載されていた「民意偽装」を単行本化したものだそうです。
時節柄、前半では「原発」の問題を扱っているんだけど*1、僕が興味深かったのは、第6章の「五輪招致という虚妄」です。ご想像の通り、wikipedia:2016年東京オリンピック構想を扱ってるんだけど。でも2020年の五輪招致にも立候補するとかしないとか言ってる人がいるから、この火種はまだ消えてないよなぁ。思うんだけど、そういうお祭りで集客して経済を活性化して…という二十世紀型の発想では、二十一世紀の現代では限界があると思うんだけど?カネが余ってる、とか言うんなら構わないかもしれないけど、国も都*2も財政は火の車でしょ?*3
まぁ政治家の皆様には、「ワタシは選挙で選ばれたんだから…」とかおごることのないようにお願いします。本書が明らかにしているように、「民意」なんてものはあってないようなもんなんだから。*4‘I‹“‚ð‚ß‚®‚éƒpƒ‰ƒhƒbƒNƒX なんて話もあるし。
あ、そうだ。

今や、

このCMを知らない人は、今やモグリの謗りを免れないかもしれない。

って言うんだけど、オラはテレビで生で見たことないような気がする*5。だって、ほとんど見ないし、たまにスイッチ入れてもほとんどNHKだもん…すいません、モグリで。

*1:そうえば、wikipedia:佐藤栄佐久・前福島県知事は、「原発麻薬中毒患者と一緒で、一度やると(補助金漬けで)やめられなくなる」と語っているそうです。参考

*2:ワタシャ都民ではないけどね。

*3:Wikipediaを見てみたら、一般会計は黒字決算だが、特別会計や監理団体の財政は厳しいそうだ。

*4:その意味で最近心配なのは、某府知事の話ですかね。ま、これまた対岸の火事だし傍観してるしかないんだけど。

*5:一回くらい見たことがあったかもしれないが、少なくとも間違いないのは、初めて知ったのはテレビCMではなく、新聞記事だった。