た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

国歌斉唱♪

国歌斉唱♪---「君が代」と世界の国歌はどう違う?

国歌斉唱♪---「君が代」と世界の国歌はどう違う?

日本では「君が代」をめぐって様々な議論がありますが、そういうのは日本だけじゃないそうで、各国の国歌を取り巻く事情を紹介しています。
著者の基本的な立場は、「愛国心はYes、No の二択で割り切れるものか?」というもので、これには僕も同感します。その他、うなずかされる言説が多かった。著者は関西の出身だから、「六甲おろし

を大阪の国歌だ、と紹介したことがあるそうだ(ググってみたら、http://ansaikuropedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E9%98%AA%E6%B0%91%E5%9B%BDの国歌だそうだ)。
でも、「君が代」が全ての人に愛唱されているわけではない(wikipedia:東日本大震災後に避難所で歌われたのは、童謡の「wikipedia:故郷 (唱歌)*1」だった、とかいう話もありましたよね。)、というのは、wikipedia:君が代にとっては不幸な話ではありますよねぇ。ま、だからといって、新しい国歌を、というのも非現実的な話だし(上で出てきた「ふるさと」は、国歌にはならないでしょう。)、そもそも国の名前(「日本」)の読み方の読み方も、「ニホン」でも「ニッポン」でも時と場合に応じて使い分ければ良い、と閣議決定されている(参考)そうですから、アイマイな国の国歌として、アイマイな立場でやっていくしかないのではないか、と。
つまり、どちらかの立場を他人に押しつけたりしないで、各人が各人の立場でその判断を尊重してやっていけば良いんじゃないか、と。
なんてことを言っていられるのは、オラが何の責任もない無責任狂人である証かもしれないけど。

*1:こんな替え歌を歌ってた悪ガキ時代のオラでした。