た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

アンドロイドレディのキスは甘いのか

出版社の記事:アンドロイドレディのキスは甘いのか :黒川 伊保子|河出書房新社
これからの時代、「聞き分けのいい優等生」の能力は、人工知能が担うから必要なくなるだろう、とのことだった。

ヒトの尊厳は「優等生である」場所にはない

代わりに、より人間性が重視される方向に進むだろう、とのこと。うーん、アタイの狂気はどうなるんでしょう?身の回りでは、そういう優等生を押し付けられる空気も感じるんだが…
wikipedia:人工知能の定義も広義と狭義があるそうで、Wikipedia のは広義かなぁ?最も狭い定義では

脳神経回路モデルの学習機能を内在し、稼働しながら進化する、疑似脳型のシステム

だそうだ。

自動運転や囲碁に勝つことより…(中略)…「寒いオヤジギャグを言う」みたいなタスクの方が、ずっと難しい。これは狭義の人工知能の成熟を待つしかない

やった!人工知能がタカピロを打ち負かす日はまだまだ先だね(いや当然、部分的にはもうすでに打ち負かされていますがorzこんな話も:麻雀界にもAIの波 「爆打」開発者に聞く - 麻雀ニュース : ニッカンアミューズメント)。
そえばオラも学部時代にwikipedia:LISPwikipedia:Prologとかいう話を見かけたことはあるなぁ。詳しくは学んでないけど(ヱ、学んだはず、って?それは…)。
著者は、こういう説を唱えているそうだ:黒川伊保子の脳科学が予測する「感性トレンド・マーケティング講座」 - EventForce
オラはよく分からんから、Google 記法でリンク貼っとく。google:胎内記憶 発話が早い子供じゃないと失われがちなんだとか。

主観の科学には、「理屈にしようとすると、壊れてしまう領域」があるように思えてならない

wikipedia:悟性は、本書ではこう定義されていた。

空間認識力に裏打ちされる直観力から生み出される信号で、「普遍の正しさや、普遍の美しさ」を諦観する感受性のこと

で、芸術家が目指す道は、著者から見ると、悟性によって完璧な表現を目指しながら、感性によって、チャーミングな綻びを演出することなんだって。
著者は面識はないそうだが、こんな人もいたそうだ。wikipedia:池田敏雄
こんな話もあったけど:[読書]機械との競争 - たーくんの狂人日記

人間には人間の仕事がある。…(中略)…「案じる」「心を寄せる」がキーワード

だそうだ。つまり、機械と競争するのではなく、機械ができないことをする、ということ。知性で競争しても勝ち目はない、ということのようだ。じゃ、(特にオラは)痴性*1を活かす?
本書の書名はwikipedia:アンドロイドは電気羊の夢を見るか?を意識して付けたんだとか。
最後の方では、人工知能をやみくもに恐れるのではなく、

前向きの好奇心と共に、未来を見続けなければ。そして、誠実であり続けなければ。

「誠」の文字を見ると、この人が脳裏をよぎる…
https://stat.ameba.jp/user_images/20110617/19/cfu01440/1d/e2/j/t02200337_0326050011296203195.jpg
こんな話もあるそうで:人工知能で判決を下す「裁判官AI」を開発、訴訟時間の短縮化が可能 - GIGAZINE
しかしまぁ、こういう話、K塚君としてみたかった…、というのが正直な感想。

*1:そえば事故以前から、「お前のチセイにはやまいだれが付いてる」って言われたもんだorz