た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

記憶のゆくたて

前回読んだ本は、一日で気軽に読める本だったけど、本作は重い、重いorz 読み終えるのに、ざっと一週間かかりますなぁ。(※だからといって、前回のは内容が薄い、ということではなくて、対象としている読者がまるで違う、ということです。前回のは拉致問題に関する蓮池さんの最近の考え方を記したものです。それに対して本書は、完全に文系*1研究者向けの書物です。その意味では、オラなんかが手を出すのは完全に畑違いorz でも、本書の分類はNDCで007(情報科学)この分類で本当に良いのか?という疑問は残る。*2
とは言っても、すでに7年も前の書籍なんで、例えば、昔、デジタルアース計画というのがあったそうなんだけど、これなんか今なら完璧にグーグルアースだよなぁ、とか思った。そういう古さは感じさせられます。でも、逆に言えば7年も前にこれだけのことを見通してた、っちゅーのはさすがだなぁ、と。著者名でググってみたら、著者のwikipedia:武邑光裕さんはその後wikipedia:札幌市立大学に来られたそうで。そうえば本書の中でアイヌ民族の記憶の伝承にも興味を示していたので、もうそっちの方はしっかり研究されたのかなぁ、なんて思うんだけど。
あと、宣る*3なんていう送り仮名初めて見たなぁ。そんなこともあり、本書を読むのは非常に疲れた。面白かったけど。

*1:なんかの本に書いてあったんだけど、理系の基礎が数学にあるのなら、文系の基礎は歴史にあるそうです。オイラは、その基礎部分の土台が成ってないから、こういう本を読むのは苦労する。

*2:あんまりこうした分類にこだわるのもどうか、とは思うんだけど。

*3:る、と読むそうだ。