た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

ひろさちやの「無関心」のすすめ

ひろさちやの「無関心」のすすめ

ひろさちやの「無関心」のすすめ

まぁ書名通り、前半は社会にも会社にも*1要するにいわゆる世間に無関心になることを勧めているのですが、初めはさすがのオラも「それで良いのか?そういう「我関せず」の無関心主義が日本社会を崩壊へと追い込んでるんじゃないか、とか思ったわけですが、最後まで読み進めれば、著者の言いたいことはそういうことではなくて、所詮人の能力には限界があるのだから、それをわきまえた上で僕たち一般庶民はあるがままを受け入れて*2、一日一日を楽しく過ごしましょうよ、という感じになるのかなぁ、と思います。

面白かったのは、いわゆる「プロ」というのも所詮その特定分野の奴隷でしかないという指摘ですね。
あと、著者が言うように、国家と国民はちゃんと区別して考えた方が良いですね。僕も、アメリカ(そしてそれに右へならえする日本)は嫌いだけど、陽気なアメリカ人は平均好きですし。日本人も、平均好きな方かな?まぁ、最近引きこもり気味だから好き嫌い言える立場じゃないかorz)

ところでこの本は、中央図書館の人生論?のコーナーから借りてきたのですが、人生論って奴は百家争鳴で、各人勝手に言いたいことを言ってるような感じで、ちょっと探せばA⇒Bという著作があったと思ったらその隣にB⇒Aという著作(さすがに著者は別でしょうが)があったりして、もうなんだか訳がわかりませんな。blogも似たようなもんか。(いや、もっと質悪いか。)

*1:まぁ、オラはいわゆる会社勤めの経験はないですから、その辺のことはよくわかりませんが。

*2:著者はこれを「南無そのまんま、そのまんま」と表現していました。僕なんかは、そのあとに「東」と付け加えたくなるわけですが。