た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

科学コミュニケーション論

科学コミュニケーション論

科学コミュニケーション論

http://park.itc.u-tokyo.ac.jp/STITP/で使われたテキストのようです。(実際、左記のホームページの出版物紹介にもあった。)


でもこの本は、どっちかって言ったら研究者の読み物、って感じで、チト読みづらかった。いや、学術論文読み慣れてる人なら、却ってこういうスタイルの方が良いのかもしんないけど。(例えば、脚注が章末にまとめてあるので、あっち読んだりこっち読んだりを繰り返すハメになる。)


でも、興味深い記述は多かったですよ。例えば、米英での(一般大衆の)科学理解の程度とか。あと、日本は欧米に比べてコミュニケーションが高コンテキスト的(一言で言うなら、「あの〜あれ取って」で通じる文化だ、ということです。例えば、参考記事)だから、科学コミュニケーションにあたってもその辺を考慮に入れて考える必要がある、とか。