た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

「愛」って何?

「愛」って何?―わかりあえない男女の謎を解く

「愛」って何?―わかりあえない男女の謎を解く

図書館の心理学の書架で見かけ、借りて読んでみた。元々はドイツの本らしく、チト堅苦しいけど。
本書が取り上げている「愛」は、いわゆる性愛です。どうやら、子を思う親心がその起源らしい。

科学なしの哲学は空虚であり、哲学なしの科学は盲目である

と言うわけで、この男女の間の性愛という難解なテーマに、自然科学的な(≒脳科学的な)見方と哲学的な見方の両面で挑んでいます。
初めの方では、「ロックカルチャーのポップスター」とかいう訳が踊ってて、オイオイ…とか思ったけど、その後は超現実主義にシュールレアリズムと振り仮名が振ってあったり、凍原にツンドラという振り仮名が振ってあったりで、翻訳の質も通してみればまぁまぁだった。