- 作者: 竹内洋
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2008/10
- メディア: 単行本
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著者が紹介している、面白い読み方は、まずあとがきから読んでみる、というものです*1。これは結構役に立つかもね。あと、大学教員になって、これで好きなだけ本を読んでいられる、と思ったが、専門と関係のない本を読んでいる時間はそうそう無いわけで、一方でなにがしかの糧を得なければ本は買えないし、引退したらしたで本が価値を持っていた時代は過ぎ去っていた、みたいな言説があって、そうだよな、と思った。書籍のような、先にある程度のお金を必要とするビジネスモデルでは、質は高いのだがそういった欠点はどうしても残るわけで。一方で、放送のような広告を主体としたビジネスモデルだと、質を保つのはなかなか難しいし。あちらを立てればこちらが立たず、と、難しい問題です。その点で、インターネットの世界はどうも放送型の(広告を主体とした)ビジネスモデルに流れつつあるようですが、そこで問題になるのはどこまで質を高められるか、でしょうな。
※追記
本書は、新聞や雑誌に掲載されたものを再構成したもののようです。
*1:というか、これは結構メジャーな読み方のようですが。