- 作者: 小山雄二
- 出版社/メーカー: カナリア書房
- 発売日: 2008/04/01
- メディア: 単行本
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いや、筆者の主張は理解できるんですが、
- 誤植?が多い。
。。(句点が二つ)とかやられた日ニャ、続きを読む気なくしますorz
- 意味不明の文章が多い。
(前章で、…と書いたが、)広告は謀略の情報分類できる。
とか、
新聞社はその告発の裏付けをとろうと行動するため会社側に告発の事実が伝わるため…
とか、意味不明です。(まぁ、前後の文脈から類推できなくはないが。)
もうちょっと頭冷やして推敲してちょうだいな。また、出版社もちゃんと校正してちょうだいな。*1そんな初歩的なミスしてるから、amazonのランキングでも低迷してるんですよってば。オラも、図書館で借りた本だから最後まで読んだけど、立ち読み中なら速攻書棚に戻していることでしょう。
まぁ、興味深い話や図(例えば、通信の世界はキャリアが電話機・電波・コンテンツ*2を管理しているけど、放送の世界では受信機・電波・コンテンツはそれぞれ別の会社が作っている。*3)なんかもありましたけどね。
そうそう、本書の内容ですが、Google が立脚している広告モデルについて批判しています。広告に収入の基礎をおいている以上、工業化社会でのビジネスモデルの範疇を出ていない(Google は、工業化社会の次に来るであろう情報化社会の主役ではない。)、というのが筆者の主張です。で、理想としてはユーザーがある程度のコストを支払って成り立つ検索エンジンを想像しているようでした。でもそういうビジネスモデルでは、細心の注意を払って運営しないと、なんか不祥事があったときにはボコボコ叩かれるでしょうね。ちょうど、NHK で不祥事があったときに受信料不払い運動が起きたように、です。まだまだ完成の域に達した、とは言えないであろうインターネットの世界で、そういう器から一滴も水をこぼさないようなことが可能でしょうか?思うに、広告は(資本主義社会における)「必要悪」だと思うんですよね。まぁ悪である以上、それを取り除こうとする努力は必要でしょうが、完全に取り除くにはおそらく膨大な時間がかかり、その前に人類が滅亡してるかもしれない。【(追記)だいたい広告モデルについて批判するなら、それが幅を効かせすぎているTV業界に対して批判する方が先でしょう?】
で、巻末に、個人情報保護法全文が掲載されてましたけど、これまた意味不明の文章ですなぁ(これは著者の責任じゃないけど)。法律の文章って、どうしてこう意味不明なんでしょう?